暁 〜小説投稿サイト〜
SAO−銀ノ月−
悠那
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って話を聞く、という目的も達成したところだ。あとはキリトからの連絡を待つだけのため、余裕のある時間は直葉の弁当に舌鼓を打たせてもらうことにする。

「ん……?」

 ただ考えることを先伸ばしにしているだけかもしれないが、とにかく空いている机を見つけると手早くゴミを払い、いただいた弁当の蓋を開ける。最初に目に飛び込んできたのは、多少ながら焦げた巨大なハンバーグだった。ハンバーグが大きすぎて他のおかずが圧迫されているほどで、何度かご相伴に預かった直葉の料理らしくないな、と違和感を覚える。

「これは……」

 違和感の正体を探ろうとしてみれば、弁当箱が包んであったポシェットに何やらメモ用紙が入っていたことに気づく。そこに書かれていたものは――


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