237部分:炎の継承者その一
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ーはその時ようやくレヴィンがアルヴィスに対し言った言葉を理解した。
『神器は己を使う者を選ぶ』
と。それはこのことであったのだ。
「さあファラフレイムを」
フェリペは言った。
「そしてファラフレイムは?」
アーサーは尋ねた。
「あちらです」
見れば祭壇の前にアルヴィスの遺体が置かれている。横たえられたその遺体はセリスとの闘いで流した夥しい血も拭かれ礼服を着せられている。
「・・・・・・・・・」
一代の英傑ながら重ねてきた罪行により守護神にも見放されてしまった男である。人に対して同情の念を抱かないように心掛けているアーサーだが改めて今ここに横たえられている叔父の数奇な生涯について考えさせられた。
アルヴィスの胸に一冊の書があった。豪華な装飾が施されたその書が何であるかすぐにわかった。
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