暁 〜小説投稿サイト〜
〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
資源惑星ラガール@
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
て、別の手段で離脱すべく小型船などを探しにかかっていた。
だが、ほとんどの動力船は輸送船に回収され、残されたのは故障して部品交換が必要なものばかりだった為、単独での脱出はあきらめて専用秘匿通信で軍へ連絡をした。

やがて救援の2個中隊強の兵士が哨戒艇で迎えに来るが、運悪く迎えの兵士が来援する3時間前にBETAの降着ユニットが会合地点のかなり至近に着陸していた為、哨戒艇は迫りくるBETAの前に着陸しなくてはならず、突撃級BETAの体当たりを受けた哨戒艇は大破してしまい、兵士たちは応戦しながら鉱山となっている山の頂上付近にある監視所兼コントロールルームへ逃げ込んだのだった。
しかしコントロールルームへ到達できたのは当初の半数弱の兵士だけであった。

―――――それから1時間半ほど、残存13名の兵士たちは近づいてくるBETAを掃射しては蹴散らしてを続け、そうしてついにエネルギーパックを2回取り替えて最後の弾倉となった。
「・・・マズイな、本気で脱出を考えないと・・・・。」隊長がそうつぶやいた時―――――
「?!ノイズ?・・・・・いや、呼びかけに応答がありました!!」通信機器を操作し続けていた女性兵士が中尉に向かって叫ぶ。
「軍艦か?民間船か?確認するんだ!」
「今やっています!・・・・・・・・つながりました!・・・・・?!オルキス軍の軍艦のようです。」女性兵士が応える。
「チッ!よりにもよってオルキス軍か・・・・・いや仕方あるまい、背に腹は代えられん・・・つないでくれ!」隊長が気まずそうにしながら、女性兵士に命じると応戦をしている兵士が皆、ちらとモニターに目線だけを移す。
『こちらはオルキス統合軍機動第1艦隊旗艦オルフェーリア、艦長のホウジョウ中佐です。貴官らの所属を尋ねてもよろしいか?』
「ハッ!ホウジョウ中佐殿!こちらはラファリエス皇国軍第6陸戦師団所属の第34捜索大隊ジュール中尉であります。」
『ラファリエス軍・・・ですか?・・・・あなたがたは、なぜラガールへ?』ユウナは全員が避難したと報告があったラガールに人間が残留している事に驚いたが、それがオルキス人ではなくラファリエス人であった事に、もっと驚いた。
「はい、中佐殿。実はわが軍にラガールからの避難船に乗り遅れたラファリエスの技術者がいるという連絡がありまして、一番近い位置にいた我々が哨戒艇で捜索に来たのです。」
ジュール中尉はそう答えたが、ユウナはひとつ疑問が残り首をかしげたまま質問を続ける。
「そうですか・・・・ですが、ラファリエスからはそのような連絡はわが政府に入っていないようですが?」
「・・・・・はい、中佐殿、緊急の事でしたし・・・・司令部も混乱しているのかと思われます(とりあえず出まかせを言ったが、後は司令部に任せるしかないな・・・・)。」
『どちらにして
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ