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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十五話 ホテルアグスタ 5
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フォワード達が奮闘している裏で、暗躍している者がいた。

彼らが気づかぬうちに、事件は起こっていた。





魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。





outside

地下駐車場。

物音に気づいた警備員が、その方向へ歩いて行く。

「……誰かいるんですか?」

緊張した面もちで懐中電灯で周囲を照らす。

「ここは危険ですよ」

その時、懐中電灯の光がある物を捕らえた。

それを見た警備員が叫び声を上げる。

「な、何だ、これは!」

そこには、尋常ではない力で破壊され中身が空になったコンテナがあった。





ガリューからの報告を受け、ルーテシアはウンと頷いた。

「ガリュー、ミッションクリア。いい子だよ。じゃあ、そのままドクターに届けて」

ルーテシアは念話を終えると、地面の魔法陣を消した。

「品物は何だったんだ?」

それまで見守っていたゼストが、ルーテシアにコートを渡す。

「分かんない。オークションに出す品物じゃなくって、密輸品みたいだけど」

特に興味もないのか、ルーテシアはガリューが確保した品物を確認する事はなかった。

「そうか」

ゼストも、それ以上聞く気はないようだ。

遠くで爆発音がして、二人はそちらに目をやる。

「戦いも、もう終わりだ。前線の騎士達が中々よい戦いをした」

ゼストの言葉を聞いてないのか、ルーテシアは表情を変える事なくコートを着込む。

そして、ゼストの服を掴んだ。

「さて、お前の探し物に戻るとしよう」

「うん」





はやてside

フォワードが踏ん張ってくれたおかげで、少し遅れたけどオークションが始まったようや。

「お待たせいたしました。間もなくオークション開催です」

扉の向こうから、アナウンスと拍手が聞こえてくる。

中には、なのはちゃんとフェイトちゃんがいるから大概の事は大丈夫やろ。

今はそれよりも、シャーリーの報告を聞いとかな。

「前衛のおかげでガジェットはほぼ撃墜したのですが、すみません。召喚師は追えませんでした」

シャーリーが申し訳なさそうに言う。

まあ、それはしょうがないな。

召喚師が向こう側にいる情報なんて無かったし、あまりにも敵側のデータが少なすぎる。

これで責めるのは酷やろ。

「うん、任務自体は順調。アスカ君は脱臼か。すぐにシャマルに診てもらってな?」

「はい、それは勿論」

そこで画面が切り替わり、ルキノが映される。

「近隣の観測隊に通達を出しましたから、移動ルートくらいは掴めると思います」

「うん、お疲れさん」

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