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リリなのinボクらの太陽サーガ
ピースウォーカー・前
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両方とも後ろに回転しながら吹っ飛ぶ。

「マキナちゃん!」

すかさずなのはがカバーに入るが、サヘラントロプスのバックパックから空中機雷が発射され、そちらの迎撃にシューターを発射。空中機雷の爆発でサヘラントロプスにダメージが入りはしたが、所詮は微々たるものだった。

「クッ……敵にメタルギアがあると、こちらも迂闊に攻め込めない……!」

「しかもこいつはまだ本領を発揮していない……地上に出たらますます厳しくなるね」

「その通り……外に解き放たれたサヘラントロプスは、キミ達では止められなくなる」

「アナタ達は何も守れない……ただ破滅を見守ることしかできないわ」

ポー子爵の言葉に、「そんな事は無い!」と叫ぶなのはとフェイト。リフトが更に地上へ近づく中、二人が発した否定の言葉を嘲笑する彼らとの戦いは続く。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

新暦67年9月24日、16時02分

ジャンゴ達がポー子爵と戦っている頃、地上でははやて達と敵側の教会騎士との戦闘がまだ続いていた。狙撃型スカルズはヴィータとシグナムが対応しているが、エナジーが無いせいで倒せず、妨害までしか出来ずにいる。はやてはリインとザフィーラと共に教会騎士の打倒に奮闘しており、シャマルは後方で戦況を見ながら指示し、ダメージを受けて一旦下がった味方に回復魔法を唱えていた。

「あんたら、いい加減目ぇ覚ませや! あんたらがやろうとしていることは、自分達の首を絞めることなんやで! そうまでして世界を滅ぼしたいんか!?」

「幾多の世界を滅ぼしてきた闇の書の持ち主が、それを言うか!」

「お前達は何も理解していない! もし奴らの思惑が為されてしまえば、全ての魔導師が死に絶えるのだぞ!」

「散々命を奪った騎士が偉そうに……! 貴様らのような存在こそが、崇高なベルカを貶めるのだ!」

「この……わからずや!!」

「わかっていないのは貴様らの方だ! 我らが聖王様を次元世界全ての人間が奉ってこそ、真の安寧がもたらされるということがなぜ理解できん!」

「人の信じる心は誰だろうと束縛してはならない! それにおまえ達の思う世界浄化虫は存在しない! 逆に魔導師を殺す世界解放虫が生み出されているんだ!」

「そんなはったりに、誰が引っ掛かるか!」

はやて達と敵の騎士達との議論は平行線で、意思が通じる兆しは全く無かった。今のまま話をしても埒が明かないと判断したはやてはその場をザフィーラに任せて一旦下がり、広域射撃魔法の詠唱に取り掛かる。

「広域殲滅魔法ほどやないけど、多人数を相手にするならこっちの方が都合がええ! いっくでぇ……エアッドスター!」

直後、クルセイダーをリリースしてシュベルトクロイツを展開したはやての周
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