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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜午前の部、「奴」の可能性〜
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「なにをやっておるのだお主は」


蔵で眠っていた蒔風を起こしたのはそんな声だった。
目の前には星がおり、蒔風はなにかの壺を抱いて寝ている。


「うぉふぁよ〜〜〜そして夢の世界へ〜〜〜・・・・・・」

「こらこら、こんなところで寝るな」


再び寝ようとしている蒔風を星が起こす。
なんでもここは星がとっておきのメンマを保存している蔵らしい。

「メンマン?」

「メンマだ。まだ目が醒めていないみたいだな。顔でも洗ってこい」


そう促されて蒔風が洗面所を探して城内をさ迷い始めた。




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「ここは・・・・・・どこにゃ〜〜〜〜?(ボフッ)」

「はっ、はわ〜〜〜〜〜〜ッ!?って、舜さん?」


蒔風がやって来たのは玉座のある謁見の間だ。
今は軍師達が書類整理や白装束との戦いの準備をしている。


そこに蒔風が現れ、眠気に負けて倒れ込み、顔が諸葛亮(真名・朱里)の帽子に埋まったのだ。
そして床に倒れてあぐらをかいて座り込んだ。


「な、なにしてるんですか?」

「洗面所・・・・・どこ?」

「それならあっちの方よ。全く、ホントに昨日あれだけのことやった人間なの?」


元董卓軍軍師で、今は一刀の世話係も兼任している賈駆(真名・詠)が呆れた声を上げる。


「ふい。ありがと〜〜〜〜〜」


そう言ってヨロヨロと歩いていく蒔風。
まだ頭がはっきりしていないようだ。



それと同時に蒔風が出て行った方とは逆の方から呉の軍師、陸遜(真名・穏)と魏の軍師の佳花が資料を持ってやって来た。


「あれぇ〜?さっきまでそこに誰かいましたかぁ〜?」


非常にのんびりとした口調で穏が首里に聞くと、蒔風がさっきまで居たことを告げた。


「えぇ!?それならもっと早く戻ればよかったぁ!!」

「あんたあいつが気になるの?」

「それはもう!!世界、翼人、不思議な力!!好奇心がビンビンですよぉ!!」

穏の知的好奇心はかなり高い。
確かに蒔風なんかは恰好の対象だろう。


「ったく、華琳様に言われなければなんで私があんな野郎なんかに真名を・・・・」

「あ、あはは・・・じゃあ始めましょうか。ここは・・・・・」




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「ふっ!ハァッ!!っと、準備体操はこんなもんかな?鈴々!始めようぜ!!」

「応なのだ!!・・・・お?あそこにいるのは・・・・・しゅーー
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