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Sword Art Rider-Awakening Clock Up
ハンティング
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した。俺は《アッシュ》と言います。《シルバーフラグス》という小ギルドのリーダーでした」

「でした……」

なぜ過去形で話すのか、大体想像はついた。

アッシュは震えるような唇を動かし、事情を詳しく説明し始めた。

「5日前、最近俺のパーティーに加入した、《ロザリア》という女性プレイヤーに、いい狩場を見つけたから付いてくるように、と言われたんです。……しかし、そこには……オレンジプレイヤーの集団が待ち構えていたんです。俺達は逃げるために必死に戦いましたが、メンバー全員が殺されてしまい、俺だけなんとか生き延びたんです」

アッシュの話を聞いた俺は、怒りが(あら)わになろうとした。かつて家族を殺された自分と、似た境遇を感じたのだ。

俺の経験上、どんなオンラインゲームでも、キャラクターに身を(やつ)すと人格が変わるプレイヤーは多い。悪を気取ってゲームを楽しむ奴もいるだろう。

しかし、現在のSAOは現実と同一化されている。だからこそ、プレイヤー全員が協力して第100層を目指さなければいけない。中には攻略に参加せず、宿屋で怯えながら引きこもってる者もいる。実際、《はじまりの街》に残ったプレイヤーも数多くいるはず。

そして一番最悪なのが、他人の不幸を呼ぶ者、アイテムを奪う者、殺してしまう者。

この世界に於けるプレイヤーキラー……PK行為は現実での死を意味する。SAOでは、盗みや傷害、あるいは殺人といったシステム上の犯罪を《オレンジプレイヤー》。

その集団を《オレンジギルド》と通称する。

現実世界で戦ってきた俺に言わせれば、今のSAOで悪事を働くプレイヤーは、現実世界でも腹の底から腐った奴だと言える。こんな自分でも、善と悪の区別くらいはできる。

俺の考えが終わるタイミングを見計らうように、アッシュが話を続ける。

「しかも、そのロザリアが、オレンジギルドと合流した時……虫の化け物に変わったんです」

「!?……虫の化け物、だと?」

その一言が俺を驚愕の境地へ導いた。

「詳しく説明しろ」

俺は今まで聞いた話のことなど忘れ、これからの話に全意識を集中させた。

「じ、実は……信じがたいことだと思うんですけど、ロザリアの体が、光り出して……そしたら、虫のモンスターに変身したんです」

アッシュが更に話を進める。

「で、化け物に変わったロザリアが……お、俺を、俺のギルドメンバー達に襲いかかってきたんです。一応、全員で立ち向かったんですけど、なんかすごく強くて……。それに、突然姿を消して、別の場所に現れたりして……もう訳がわからなくて……」

高速移動(クロックアップ)のことを言ってるのは容易に理解できた。

「ギルドメンバーも、あっという間に全員殺されたんです。それ
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