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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第五十話 自由惑星同盟に行ってきます!
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帝国歴486年5月2日――。

 第三次ティアマト会戦の戦功より、ラインハルト・フォン・ミューゼルとイルーナ・フォン・ヴァンクラフトは大将に昇進した。両者の大将昇進は様々な意味での異例ずくめの事だった。まず、二人とも若い。特にラインハルトは19歳での大将昇進であり、帝国では皇族を除いて前代未聞の事であった。また、20代前半で、しかも女性の大将もまた前代未聞のことである。世間では「スカートの中の大将」と「スカートの大将」が誕生したといたるところで話題になっていた。
 軍部も苦々しく思っていたが、二人の実力(そして何よりコネクション)を無視できなかったのだった。
 二人の大将昇進に伴い、それぞれの艦隊に属する指揮官たちも昇進した。

 大将になったからと言って人事権はまだ行使できない。だが、中将の時と同様マインホフ元帥とアレーナの強力なバックアップによって、二人には比較的それが可能だった。一つには両者が欲する人材は悉く貴族や正規艦隊の連中からは異端児扱いされていて、比較的容易にスカウトできることがあげられる。

 原作ではラインハルトは一時軍務省高等参事官として艦隊指揮官から外されるのであるが、この現世においては、彼は引き続き正規艦隊司令官として一翼を担うこととなった。

 ミュラー、ロイエンタール、ミッターマイヤー、ワーレン、アイゼナッハは少将に昇進した。それに伴って指揮する艦隊も1万隻から15000隻に増えた。艦隊拡充に伴い、ラインハルトはあらたにルッツ、メックリンガー、ビッテンフェルトを登用したが、一つだけかなわなかったことがあった。キルヒアイスが昇進しなかったことである。ラインハルトは怒り、軍務省人事局に掛け合おうとした。

だが、これに関してはイルーナたちから「一緒に昇進してしまうと、離れ離れになってしまうわ。大佐であるからこそあなたの副官としてそばにいられるのよ。」と諭され、また、キルヒアイス自身も「昇進は望んでいません。わたくしはラインハルト様のおそばにいられることこそが何よりのものなのです。」と言ったために、ラインハルトは妥協したのだった。    
また、ケンプ、ケスラーを招致しようとしたが、これは所属が異なっていたため実現しなかった。しかしながら双方の交誼は何年も前から行われており、ラインハルトはいずれ元帥府を開ける地位になれば必ず二人を招致することを硬く誓っていたのである。


 イルーナ・フォン・ヴァンクラフトは自身の艦隊の拡張に伴い、指揮官を確保することにした。女性指揮官の積極的な登用を図るべく、フィオーナ、ティアナを引き続き両翼の指揮官として任命する一方で、前世からの転生者であるレイン・フェリルを引き続いて副官に、同じく転生者でイルーナの同期であるジェニファー・フォン・ティルレイルを参謀長に、そしてあらた
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