暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第64話ビフォーアフター激しすぎんだろ!!
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
2025年5月26日、SAO生還者支援学校

午前の授業が終わって現在オレは屋上で翼と一緒にランチタイムを過ごしている。弾はいつも通り未来の愛妻弁当ならぬカノ弁を未来と一緒にどこかで食べている頃だろう。正直言うと未来の弁当を食って弾が倒れないか心配だったが、どうやら料理下手はとっくに克服出来ていたみたいだな。

「竜の弁当美味そうだな〜。ドン引きするくらいの量だけど」

「胃袋の大きさがまず違うんだよ。確かに美味いぜ、義姉さんの弁当」

「何!?龍星先生の美人妻の弁当だと!?羨ましいぞ!あんな美人人妻に弁当作ってもらえるなんて!!」

「人妻言うな。人妻だけど」

オレが今食ってる弁当は義姉さんが作ってくれた7段重ねのお重だ。中身は唐揚げや海老フライ、ポテトサラダにおにぎりにパン。ナポリタンやその他炭水化物もあるな。しかも一番下にはおはぎがギッシリ敷き詰められていて、味噌汁の入ったポットもある。オレの大食いを知っているのか、こんな端から見たら大袈裟なボリューム弁当を作ってくれた。
オレが弁当を食い終わったところで翼の顔を見るとーーー何だか顔色が悪かった。何でか弁当が半分近く残ってるのに食い過ぎたみたいな顔してるし。

「大丈夫か?」

「お、おう・・・大丈夫だ。それより・・・」

大丈夫じゃねぇだろ、メチャクチャ苦しそうだろうが。心の中でそう思っていたら翼が鞄から何かを取り出してきた。これはーーー雑誌?いや、写真集か?

「ジャーン!!買ってきたぜ!!『週刊サーキュラー』最新号!!」

「何それ初めて見た」

「まあSAO事件の最中に発売開始したからな」

へー、SAO事件の最中にこんなのが発売されたんだ。どこの出版社だ?え〜っとーーー『終焉社』。確か父さんの職場だったな。つーか社名縁起悪っ。
それよりこの『週刊サーキュラー』という雑誌、グラビアアイドルや読者モデルのグラビアが多いな。完全に青年誌だなーーー

「ん?この子・・・」

「ああ、オレその子のファンでさ〜!デビューしたての時から必ず売れると思ってたんだよな〜!見てみろよ、この子のプロフィール!」

え〜っと、この濡れたブラウスを着て上目遣いをしてるグレーの髪の子ーーーB85、W59、H70のって違うそこじゃなくて。年はオレと同じ16歳、家が武道の道場って、コイツやっぱりーーー

「木霊ァァァァァァァ!!?」

「おう、南雲木霊ちゃんっていうんだぜ」

「んなこたぁ知ってらァァッ!!オレの幼馴染みだ!!」

「何ィィィィィィィ!!?」

オレの幼馴染みで亜利沙の従姉、南雲木霊。お母さんが日本人とロシア人のハーフで、オレがチビの頃通ってた道場の師範の娘だ。一応同じ小学校に通って、卒業してからあんまり会ってなかったか
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ