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IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女
第4話 私、中二病になります。
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ーを構える。

さて、ここでおさらい。玉鋼の第三世代兵装である水鏡は、『搭乗者のイメージで自在に形状を変えられる。』

だから、イメージさえ出来れば、武器は『作れる』。まぁそのイメージが厄介なんだけどね。だからイメージを固めるために、毎回毎回名前を呼ぶ必要がある。

こんな風に



「……『天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)』!!」



中二か

瞬時に形成された『斥力バリアのブレード』は長さも幅も自在だ。だから、5mの距離なんてあって無いような物だ。

蒼い光刃が、ブルーティアーズを直撃し、残りのエネルギーを全て食い尽くした。

『試合終了。勝者、神宮寺楓。』

無機質な合成音声がそう、告げた。










ISを解除すると、オルコットさんはアリーナの地面にへたりこんだまま、ピクリとも動かなかった。恐らく最後何をされたか理解出来てないのだろう。理解されても困るが。

「お疲れ様。」

なるべく嫌味にならない様言ったがオルコットさんは反応して何か言いかけて……そこで止まった。少ししてどこか改まった風に言った。

「貴女達の祖国を侮辱したこと、謝りますわ。」

侮辱?ああ、そう言えばそーゆー流れだった。戦ってたら忘れちゃったけど。

「気にしないで、お互い様なんだし。」

そう言ってはみたけどやっぱり沈んでいる様子のオルコットさん。いや――――



「何はともあれ、楽しかったよ!セシリア♪」



「ええ、そうですね………え?」

「ほら、立って立って。このままじゃ色々台無しだよ?」

そう言って私は“セシリア”に手を差し出す。最初は戸惑っていたセシリアだったけど、最後は満面の笑顔でこの手をとってくれた。
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