暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第112話
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
回していた。すると城に付いてある時計が動き、一定の場所に止まると鐘がなり、巨大な扉が音を立てて開き、アルセイユは扉の奥へと進み、アルセイユを停泊させ、ケビン達は城内に降り立った。



〜???〜



「それにしても広い入口だったね………」

「まさか船まで停泊できるなんて思ってもいなかったの………」

城内に降り立ったナユタとノイは驚きの表情で周囲を見回し

「ここが………”城”の玄関みたいだね。」

「な、なんかやたらと入口があるんですけど………」

「…………全て合わせて7つありますね………」

ヨシュアは周囲を警戒し、エステルは入口の数が多い事に気づき、エレナは入口の数を数えて呟いた。

「この造り………アルテリアにある大聖堂の意匠と似ていますね。」

「…………………………」

一方景色を見回したリースは真剣な表情で呟き、ケビンは考え込んだ。

「……ケビン………?」

ケビンの様子に気づいたリースが不思議そうな表情をしたその時

「ルフィナ姉さん………いや――――”影の王”!中にいるんはもうわかってる!オレはもう………逃げも隠れもせぇへん!いい加減、このあたりでケリつけようやないか!」

ケビンは一歩前に出て大声で叫んだ!すると!



フフ……よくぞ来た………わが”幻影城”へようこそ…………もはや多くを語る必要もあるまい………いざ、最後の遊戯を始めるとしようか。



”影の王”の声が広間全体に響き渡ると同時に鐘の音が聞こえ始め、閉まっていた入口全てが音を立てて開いた!



”贖い人”とその共らは上にそびし大門へ………それ以外は均しく6つの門へ………それぞれ終点には趣向をこらした贄応を用意させてもらっている。フフ、それでは互いに大いに愉しむとしようではないか。



「…………………………」

「姉様……………」

”影の王”の声がなくなった後、ケビンは真剣な表情で考え込み、リースは不安そうな表情をし

「最後まで”ルール”に拘るつもりのようですね。おそらく、その通りにしないと”影の王”の元には決して辿り着けないでしょう。………ですがある意味彼女自身も”ルール”によって成立しているとも言える存在。おそらく罠のたぐいは仕掛けられていないと思います。」

セレストは静かな様子を纏って説明した後、口元に笑みを浮かべて助言をした。

「………あくまで正々堂々とあたしたちを叩き潰すつもりね。」

「うん………そうみたいだ。」

セレストの助言を聞いたエステルは口元に笑みを浮かべて呟き、ヨシュアは静かに頷き

「うふふ………なかなか素敵な招待ね。なんだかレン、ワクワクしてきちゃった♪」

「あはは………ちょ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ