第86話
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も、シルフィエッタに手を伸ばそうとしたその時!
「シルフィ!セオビット!最後はお前達の手で引導を渡せ!」
リウイは2人肩を並べて武器を構えたり詠唱をしているセオビットとシルフィエッタに振り向いて叫んだ!すると―――
「ええ!」
「これで終わりです、イグナート!」
2人は力強く頷いた後決意の表情でイグナートを睨み
「峻烈の炎……怒り立つ大地………非情なる疾風………猛り立つ怒涛………理の根源、今こそ具現せよ!」
シルフィエッタは詠唱を終え、魔術を放った!すると業火、地震によって起きた地割れから噴出した溶岩、竜巻、津波が次々とイグナートを襲い
「万感の想い………受けなさい!」
セオビットは武器に膨大な魔力や闘気、暗黒の力を込め
「精霊達よ………私達に力を……!」
シルフィエッタはその場で祈り、セオビットの武器に炎、水、地、風、光の力と魔力を込めた!そしてセオビットは6属性と膨大な魔力や闘気が籠った剣を構え、イグナートに突進した!するとセオビットの姿は6色の光になり、6色の光の軌跡を描きながらイグナートに向かって行った!
「「アルティメットエレメンツ!!」」
シルフィエッタとセオビットの協力奥義―――アルティメットエレメンツによる光はイグナートの心臓を完全に破壊し、イグナートの身体に巨大な風穴を作った!
「ゴフッ!?………」
巨大な風穴を開けられたイグナートは大量の血を口から吐き出して地面に大きな音を立てて倒れこみ
「……さよなら……父様………」
技を放ち終わったセオビットはイグナートに背を向け、一筋の涙を流して静かに呟き
「………………」
シルフィエッタは静かな表情で倒れたイグナートを見つめた。しかしその時!
「まだ……だ……!」
「なっ!?」
「何!?」
「嘘やろ!?まだ息があるなんて……!」
なんとイグナートはゆっくりと立ち上がり、その様子に気づいたエステルとリウイは驚き、ケビンは信じられない表情でイグナートを見つめた。
「シルフィ……エッタ………私の……ち……か………ら………」
「…………!」
そしてイグナートはシルフィエッタに近づいて行って、巨大な腕を伸ばし、それを見たシルフィエッタは身を竦ませたその時!
「―――消えろ。シルフィはこれより俺の側室の一人にしてメンフィル皇家の者!貴様如きに指一本触れはさせん!!」
リウイがシルフィエッタの前に飛び込んで、レイピアを振るって伸ばされた腕を斬り落とし
「「滅せよ、邪!!」」
「しぶといなっ……!!」
アドル、エレナ、ヴァイスはそれぞれ武器を振るってイグナートの残りの腕を斬り落とし
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