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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第183話
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エイドスが指を鳴らすとその場にいる全員は一瞬で謎の空間へと転移させられた!



〜???〜



「こ、これは……初めてヴァリマールを呼んだ時みたいな……!?」

「まあ、アンタならこんな”奇蹟”すらも造作も無い事なのでしょうね……」

突然の出来事に仲間達が驚いている中リィンは信じられない表情をし、セリーヌは目を細めてエイドスを見つめ

「お、おいおい……これは副長の……」

「フッ、”(はこ)”か。まあ、”空の女神”ならばむしろ当然と言った所か。」

「副長がこの事を知ったら、どのような反応をするでしょうね……」

ケビンが目を丸くして周囲を見回している中、セルナート総長は口元に笑みを浮かべ、リースは苦笑していた。



「さてと。”試練”を始めようと思うのですが、皆さん、覚悟はよろしいですね?」

「!はい……!」

エイドスの問いかけに対して仲間達と共に互いの顔を見合わせて頷いたリィンは決意の表情で答え、1戦目に参加するメンバー――――ユーシス、マキアス、アンゼリカ、エマ、サラ教官、アリサ、ミリアム、クレア大尉が前に出て来た。

「アインさん。」

「ハッ。――――ワジ、ルフィナ。」

「ja(ヤー)。」

「ええ。」

Z組に続くようにセルナート総長に促されたワジとルフィナがそれぞれ前に出てZ組と対峙した!



「!”守護騎士(ドミニオン)”と”守護騎士”クラスと言ってもおかしくない使い手の”千の腕”が相手ですか……!」

「まあ〜、”外法狩り”が出てこなかっただけマシじゃないかな〜?」

ワジとルフィナが自分達が戦う相手である事にクレア大尉は表情を引き締め、ミリアムは意味ありげな表情でケビンとワジを見比べ

「4人一組に分かれて各個撃破を狙って、片方を撃破した後もう片方を集中攻撃で一気に決めるわよ!」

「はいっ!!」

サラ教官の号令を合図にユーシス、マキアス、アンゼリカ、エマがワジと対峙し、サラ教官、アリサ、ミリアム、クレア大尉がルフィナと対峙した!



「フフ、守護騎士の僕相手に”紫電(エクレール)”と”氷の乙女(アイスメイデン)”のどちらか片方を回さなかった事、後悔しないといいけどね?」

「抜かせ……!返り討ちにしてくれる……!」

「貴方も元は”特務支援課”に所属していた人。だとしたら、この戦いは”特別模擬戦”の延長戦でもあります……!」

「あの時は全て負けてしまいましたけど……今度は違います……!」

「フフ、私の”泰斗”の力、どこまで通じるか試させてもらうよ……!」

「法術と”聖痕(スティグマ)”の力にくれぐれも気を付けなさい!」

ワジの挑発に対してユーシスたちがそれぞれ戦意を高めて
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