暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第5話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
〜隠者の庭園〜



「う〜、まぶしかった〜。一体何があったって言うのよ………」

メイド姿の女性――マリーニャは顔を顰めて、溜息を吐いた。

「フフ……さすがの私も驚いたよ。まさかマリーニャちゃんまで巻き込まれていたなんて。」

「へ………?って、リタ??あんた、いつの間に屋敷に来たのよ??しかも知らない人達を連れて……ってあれ???ここ………どこ?」

リタの言葉を聞いたマリーニャは呆けた声を出した後、リタやケビン達を見て驚き、さらに周囲の景色を見て首を傾げた。

「フフ………とっても驚くかもしれないけど、最後まで聞いてね。」

そしてリタは自己紹介をしたケビン達と共に現状や異世界の事を説明した。

「……………あ、あたし達の世界以外にも世界があって、さらにこの状況………あ〜、もう!頭がこんがらがって来るわ!こういう事はエクリアやリ・クアルーとかなら理解できるでしょうけど、あたしには何が何やらサッパリよ〜!」

現状や異なる世界が繋がっている事を聞いたマリーニャは疲れた様子で溜息を吐いた。

「それで確認なんだけど、マリーニャちゃんも巻き込まれた状況は私達と同じ?」

「ええ。突然目の前が白く輝いたと思ったら………後は記憶がないわ。」

リタに尋ねられたマリーニャは頷いた。

「ふむ………話に聞くところ、マリーニャさん?でしたか。どうやらマリーニャさんはリタちゃんの世界の人のようですけど…………」

「もしかして巻き込まれた時は異世界にいたんですか?」

「あたしからすればあんた達も異世界の人達なんだけどね………ま、そうよ。レウィニアっていう国の王都にあるセリカ様の屋敷で明日の朝食の下ごしらえをレシェンテと一緒にしていたのよ。」

ケビンとリースに尋ねられたマリーニャは溜息を吐いて頷いた。

「ま、まさかリベールどころか世界を超えるなんて………」

「とてつもない事だな………」

”方石”が巻き込んだ人物が異世界にいた事を知ったティータやユリアは驚いた。



「それでマリーニャちゃんはこれからどうする?」

「ここでジッとしていたって屋敷に帰れないし、あたしもあんた達に協力するわ。一緒に巻き込まれたレシェンテも探したいし、それにもしかしたらご主人様達も巻き込まれているかもしれないし………」

「そっか。フフ………マリーニャちゃんと一緒に冒険する日がまた来るなんて思わなかったよ。」

マリーニャの申し出を聞いたリタは微笑んだ。

「あ〜……申し出はありがたいんですけど、大丈夫でしょうか?できれば非戦闘員のマリーニャさんは一応今の所安全なこの場所で待っててほしいんですけど………」

一方マリーニャの申し出を聞いたケビンは苦笑しながら言ったが


[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ