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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第37話
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らね♪」

どこからともなく女の子の声が聞こえてきた!



「あっ!」

「え………こ、この声は……!」

「レン!?」

声を聞いたミントは声を上げ、ツーヤとエステルが驚いたその時、それぞれの飛竜に乗ったサフィナとレンが空から急降下し”アハツェン”の部隊へと急襲し、急降下して来る二人に驚いた”アハツェン”は砲撃を撃ったが自分達に襲い掛かる砲撃のエネルギーを目に捉えていた二人は飛竜を巧みに操って、自分達に向かって来る砲撃を回避し、レンは身の丈程ある大鎌で、サフィナは白銀と漆黒の双鎌で”アハツェン”に斬撃を叩き込むと同時に空へと離脱した!するとレンの斬撃を受けた”アハツェン”は砲口がついている上の部分丸ごと斬られ、サフィナの斬撃を受けた”アハツェン”は斜め十字(クロス)に斬られ、操縦者たちは地面に叩きつけられた!



更にケルディック要塞に搭載されてある数台の長遠距離矢砲(シューター)から一台につき、数人のメンフィル兵達が操作して極太の巨大な矢を次々と放ち、”アハツェン”や装甲車に命中し、命中した”アハツェン”や装甲車からは煙が上がり、その事に驚いた操縦者達が次々と慌てた様子で”アハツェン”や装甲車から降りてきた!



「な、なななななななっ!?」

突然の奇襲に隊長が狼狽えたその時、その場にドドドドと地鳴りが聞こえてきた!

「なんだ、この音は……?」

「まさか……馬か!?」

音を聞いたユーシスは眉を顰め、ある事に気付いたリィンが驚いたその時、メンフィル帝国の紋章を刻み込んだ”アハツェン”、馬に騎乗するメンフィル兵、更には飛竜やグリフィンに騎乗して空を飛ぶメンフィル兵の混成軍が”ケルディック要塞”方面から次々と現れ、整列し、騎兵や竜騎士(ドラゴンナイト)鷲獅子騎士(グリフィンナイト)達は武器を構え、いつでも領邦軍に突撃できるようにしていた!



「なあっ!?」

メンフィル帝国軍の登場に隊長は口をあんぐり開け

「メンフィル帝国軍……!」

「ケルディック地方に配備されている兵達です!」

リィンは驚き、ツーヤは明るい表情で答え

「どうやらさっきの戦いに気付いて出撃してきたみたいだね。」

「という事は、僕達は助かったのか……!?」

メンフィル軍の登場にフィーとマキアスは安堵の表情になり

「ああ……だが………」

「ここでメンフィル軍と領邦軍がぶつかり合えば、国際問題へと発展してしまいます……!」

ユーシスとエマはそれぞれ真剣な表情で周囲を見回した。



「――――領邦軍!この騒ぎは一体何の真似だ!?」

「国境付近にて戦車を持ち出してまでの大規模戦闘をするなんて、メンフィル領となったケル
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