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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第32話
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僕なんかの為にわざわざ危険を冒してまでここに助けに来てくれるなんて、本当にありがとうございます。―――しかし、リィンやエマ君達はともかくまさか君まで来るとはね。」

エステル達の事情を聞き、目を丸くした後エステル達に感謝の言葉を言い、自分と険悪な仲が続いているユーシスを信じられない表情で見つめた。



「フン、貴様のベソをかいた顔を確認しに来ただけだ。それと……父にこのくらいは一矢報いようと思ってな。」

「そうか…………」

ユーシスの説明を聞いたマキアスは真剣な表情でユーシスを見つめた。

「なんだ……?」

「……どうして話し声が……」

その時、兵士達の声が聞こえてきた!



「あっちゃ〜……もう駆けつけてきたようね。」

声を聞いたエステルは疲れた表情をし

「チッ……」

ユーシスは舌打ちをした。するとその場に領邦軍の兵士達が3人駆けつけてきた!



「お、お前達……!」

「ユ、ユーシス様……!?」

リィン達の姿を見た兵士達が驚いたその時!

「ヨシュア、メティ!」

「了解!」

「任せろ!」

「せいっ!」

「ヤアッ!」

「がっ!?」

「へぶっ!?」

ヨシュアとメティサーナに号令をかけたエステルはメティサーナと同時に兵士達に一瞬で詰め寄ってそれぞれ棒と大鎌を振るって兵士達を壁に叩きつけて気絶させ

「獲った!」

「グアッ!?…………」

ヨシュアはまるで瞬間移動をしたかのように一瞬で兵士の背後に現れ双剣でみねうちして気絶させた!



「す、すごい……!」

「まさに”電光石火”といってもおかしくない速さでしたね……」

「これが遊撃士の実力……」

「ほう……噂には聞いていたが、まさかこれ程とは。」

「さすがだね。」

エステル達の電光石火の攻撃にリィンとエマ、マキアスは驚き、ユーシスとフィーは感心していた。



「――時間が無い。追手が追いついてくるまでにバリアハートから脱出するよ!エステル!僕は先頭を務めるから君は殿(しんがり)を!」

「わかったわ!メティはヨシュアの援護を頼むわ!」

「ああ!―――お前達も準備はいいな!?」

エステルに頼まれたメティサーナは頷いた後リィン達に視線を向け

「はい……!」

「ええ……!」

「了解。」

「言われるまでも無い。」

「わ、わかりました……!」

「さあ、行きましょう……!」

視線を向けられたリィン達はそれぞれ力強く頷き、脱出を開始した!



「な、何だこれは……!?」

リィン達が脱出を開始したそ
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