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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1278話
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か? と聞くんじゃなくて、構わないわよね? と聞いてくる辺り、エリナだよな。
 いやまぁ、特に用事は……ああ、ハルカやルリと一緒にサツキミドリ2号に出掛けるって約束はしてたか。
 ただ、サツキミドリ2号にはある程度の日数いるって話だし……その辺を考えれば、今日到着したからすぐにって訳じゃなくてもいいか。

「ああ、構わない。それで俺はどうすればいい?」
『そうね、取りあえずミロンガ改をナデシコの格納庫から運び出す準備をしておいて頂戴。こっちの準備が出来たらすぐに呼ぶから、そうしたら早速テストしましょう。まぁ、ミサイル自体は連合軍とかで使っているからノウハウの類があるけど、規格の方がどうなるのか……一応調べたものを送ってあるから大丈夫だとは思うんだけど』
「ネルガルの技術力は信頼してるよ」

 ナデシコのような戦艦を作り上げ、エステバリスのような機体も作り上げたんだ。
 当然その技術力は高い筈だし、ミサイルの規格を合わせる程度の事は容易くやってのけるだろう。

『そう? そう言って貰えると私としても悪い気はしないわね』

 ネルガルが褒められたのが嬉しかったのか、いつも冷静なエリナが唇の端だけを曲げ、微笑を見せる。
 こういう光景を見れば、やっぱりエリナも凜とした美人なんだよな。

『うん? どうしたの? 何か聞きたい事でも?』

 黙って俺がエリナの顔を見ていたのに気が付いたのだろう。そう尋ねてくる。

「いや、具体的にどのくらいナデシコはここにいるのかと思ってな」

 取りあえず誤魔化す……って訳でもないが、ちょっと気になっていた事を尋ねてみる。
 ナデシコ世界の時間的に、12月も中旬だ。その辺を考えると、年を越す前には火星に向かって出発した方がいいような気がする。
 ……また連合軍が無茶な要求をしてこないとも限らないしな。

『恐らく今年一杯……下手をしたら来年にずれ込む、いえ、寧ろその可能性の方が高いでしょうね』
「何でだ? ミサイルの件はともかくとして、補給物資を積み込んで、ムネタケ達を引き渡すくらいしかする事がないだろ?」

 なら年内には出発出来るのでは? そんな俺の言葉に、エリナは首を横に振る。

『ここで配属されるパイロットとの連携訓練とかもあるし、それと出来ればミロンガ改の出撃を荷物搬入口以外からも出来るようにしたいのよ』
「あー……それはちょっと……いや、かなり難しいんじゃないか?」

 ナデシコというのは、あくまでもエステバリス運用艦である以上、どうしても重力カタパルトによる射出口はエステバリスの大きさを基本としている。
 少しくらいの大きさの違いならともかく、3倍以上だとさすがに難しい筈だ。

『ええ、難しいというのは分かっているわ。けど、取りあえずあり合わせで
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