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101番目の舶ィ語
第七話。千夜一夜夢物語A素直な転入生
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気づけばまた景色が変わっていた。
ふと、鼻をついたのはは塩素の香り。
辺りを見渡すと、左右にロッカーが立ち並んでいる。ここはロッカールームか?

「転入初日からプールなんてねー、楽しみー!」

状況確認をしていると。
制服姿のスナオちゃんが、満面の笑みを浮かべながら、制服のリボンを解こうとしていた。
これは??

「スナオさんはプールが好きなのですか?」

「泳ぐのは大好きよ! 水の中って、なんか全身リラックス! みたいな気分なるし」

シュルリと首もとのリボンを抜き取り、辺り前のようにスカートのホックを外すスナオちゃんの姿が見えた。
これって……まさか!

「リアは?」

「私は人前で水着になるのは抵抗がありますが、泳ぎ自体は嫌いではありませんね、本日のように女子のみの場合は問題ないのですが、男子も一緒の際は毎回見学しています」

などと、言いながら理亜は自分の制服のリボンを外しながら返事をする。シュルリ、と布が擦れる音が聞こえる。
まさかと思ったが……やはり______これは。

「そう? 男子にその綺麗な体を魅せつけてあげればいいじゃない!」

「確かに、綺麗にしているつもりですが。見せる為ではありませんから」

ついに、理亜のその手が制服スカートのホックにかかる。
って、ちょっと待てくれー!!!
理亜の夢は何でこんなに地雷原が多いんだ??
他の人には天国かもしれないけど、あっちの俺にとっては地獄だぞ。これは。
ああ、でも……理亜やスナオちゃんはいつ見ても美しいね。まだ幼いながらも、女性としての魅力がぎゅっと詰まっているね。例えるなら、そう。可憐な花。まだ蕾かもしれないけど将来的には綺麗な花が咲き乱れることは間違いないね。その花の中には、甘い蜜がたっぷり入っている。そんな、魅力がこの2人にはある! そして、こっちの俺は彼女達と共存関係にある働き蜂かな?
もっとも甘い蜜(理亜達)は他の蜂には渡さないけどね!
などと思っていると。
リアの手がスカートを下ろして……いったところで俺は視界を塞いだ。
自分自身で目を閉じたのだ。
プールの着替えを覗くのはまずいからね。
普通の体育の着替えでもまずいけど。
プールは確実に素肌が見えてしまう。
許可なく女性の肌を見ることはこっちの俺ではできない。
いや、あっちの俺もしないが。
しかし、理亜の視界と同調しているはずなのに自分自身目を閉じることが出来るとは、中々便利なようで、人によっては不便を感じるスキルだな。この『夢覗きスキル』は。
ともあれ、今はそのスキルは自分自身の意思によって、視界は真っ暗に包まれている。
目を開けたら見えてしまう。なら、見なければいい。
ここから先は音声のみだ。

『ふーん。まあ、でも解らなくは
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