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ロックマンゼロ〜救世主達〜
第35話 旧居住区
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りがとう…ゼロ。』

通信を切るとゼロもシャッターを潜り抜け、妨害してくるパンテオンとメカニロイドをセイバーで両断する。

そして不安定な足場に足を着けると足場が崩れ、すぐさま別の足場に着地し、その足場が崩れる前に次の足場に着地する。

それの繰り返しで一番下まで降りていき、そして広い通路に降りると、ゼロはすぐさまダッシュで駆け抜け、しばらく駆けると天井がない場所に出た。

天井がないため、月明かりが降り注いでいる。

次の瞬間、地面が震え、地面からムカデを思わせる巨大メカニロイドが現れた。

『ゼロ、聞こえる!?あのメカニロイドは体の中央にある緑のコアが弱点なの!そこを集中攻撃して!!』

「緑のコア…あれだな」

シエルの言う通り、メカニロイドの体の中央には緑のコアがあり、ゼロは近付いて破壊しようとするが、体中の砲門から光弾を放ってくる。

咄嗟にゼロはシールドブーメランを展開しながらバスターを構えた。

こういう大型メカニロイドは耐久性に優れており、並みの攻撃では破壊出来ないが、運良くこちらにも耐久性の高い敵に有効な技を会得していた。

「バーストショット!!」

チャージを終えたバスターから放たれた火炎弾がメカニロイドのコアに直撃し、爆発が起きる。

ルインとのトレーニングで放ったそれとは違い、最大出力で放ったために凄まじい威力を誇る。

地面に潜ったメカニロイドの出現に注意しながら、ゼロはシールドブーメランで攻撃を防ぎながらバーストショットをコアに炸裂させた。

何度かそれを繰り返したことでコアが破壊され、メカニロイドは沈黙し、ゼロはメカニロイドが動かなくなったのを確認すると、再びダッシュで突き進んだ。

壁を蹴り上がり、パンテオンをセイバーで両断していき、爆弾を投下してくるパンテオンは出て来た瞬間にセイバーで叩き斬った。

パンテオンやメカニロイドを斬り捨てながら突き進み、途中で柱に隠れたメカニロイドに注意しながら足場に飛び移る。

そして奥のシャッターを潜り抜けると声が聞こえた。

「あなたはだあれ?おかーさんと同じ匂いがするよ。」

「あなたはだあれ?私達と同じ匂いがするよ」

クリエとプリエが不思議そうに一体のレプリロイドを見つめていた。

「ギチギチギチ…。こいつらがベビーエルフか…バイル様の命令でこいつらを探しに来たが…本当にガキのエルフじゃねえか…。こんな奴ら、役に立つのか?」

シャッターを抉じ開けたゼロが、ベビーエルフ達とレプリロイドを見遣る。

「…ベビーエルフを渡せ」

ゼロの姿を認識した途端、ベビーエルフ達が騒ぎ出した。

「あ!あいつ知ってるよ!こないだおかーさんをいじめた奴だ!!」

「私もあいつ知ってるよ!百年前
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