暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第35話 旧居住区
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
旧居住区に転送されたゼロは、辺りに生えている草が足に絡みつくため、草を斬り払いながら先に進んでいた。

『ゼロさん!所々に生えている蔦は炎属性の攻撃で燃やすことが出来ます。また、リコイルロッドのチャージ攻撃で壊せる所もあるようです。注意して下さい。』

「…了解した。」

ゼロはフレイムチップを起動させ、武器に炎属性を付加させると邪魔な草や蔦をチャージセイバーで燃やす。

草や蔦が無くなれば随分と進みやすくなった。

妨害してくるパンテオンをZセイバーで両断し、上空にいるメカニロイドにはバスターショットで対応し、植物型のメカニロイドはチャージセイバーで草や蔦もろとも消し飛ばす。

梯子を駆け登り、邪魔なブロックをリコイルロッドで粉砕しながら先に進む。

ブロックの陰に隠れていたパンテオンがバスターを構え、ショットを放ってきた。

「チ…」

咄嗟にロッドをシールドブーメランに切り替えると、シールドブーメランはショットを跳ね返してパンテオンに直撃し、跳ね返されたショットを喰らったパンテオンは爆散した。

そして梯子を駆け登り、邪魔なパンテオンとメカニロイドを返り討ちにしながら奥にあるシャッターを開くと、そこには何と二体のベビーエルフがいた。

「おかーさーん、おかーさーん。」

蒼い光を纏うベビーエルフ・プリエが辺りを見回しながら、ダークエルフを呼んでいるが、いないことが分かるともう一体の紅い光を纏うベビーエルフ・クリエの方を向いた。

「ねえ、プリエ。ここにもおかーさんいないね。」

「そうだねクリエ。ここにもおかーさんいないね。」

プリエの方もダークエルフがいないことが分かったため、クリエにそう返した。

「ねえ、プリエ。もっと奥を探してみようか。」

「そうだね、クリエ。もっと奥を探してみようよ」

ベビーエルフのプリエとクリエはゼロに気付かないまま、ダークエルフを探しに奥の方に向かっていった。

「………あれは…確か…。」

『ゼロ…!あなたに持って行ってもらった。携帯用スキャンに…ベビーエルフの反応が!!私が前に研究していたベビーエルフと同じ子かもしれないわ……。』

「母親を…ダークエルフを探しているようだったな。」

『ねえ、ゼロ…。あの子達を保護出来ないかしら…。ルインは…あの子達のことを許せないかもしれないけど…。』

ベビーエルフが危険な存在であるというのはシエルも分かっているだろう。

しかし、今のベビーエルフは善悪の区別がつかない子供なだけであり、危険というだけで問答無用で破壊するというのはあまりにも可哀想だ。

エルピスを利用してエックスのボディを破壊されたルインは烈火の如く怒るだろうが。

「分かった…。後を追う。」

『あ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ