暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンゼロ〜救世主達〜
第35話 旧居住区
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
が呼び止めるが、一歩遅かった。

ベビーエルフ達とバイルは転送の光に包まれ、この場を去ってしまった。

「ちっ……シエル、奴らの反応を追えるか?」

『ごめんなさい…その携帯用スキャンでは、ちょっと無理みたい…。』

「………」

つまり現状ではバイルに連れていかれたベビーエルフをどうすることも出来ないということだ。

『ゼロさん…ベースに帰還して下さい。転送を開始します…。』

転送の光に包まれたゼロはレジスタンスベースに転送された。

「転送完了まで…2…1…転送!!」

「お疲れ様でした」

そしてレジスタンスベースの司令室のトランスサーバーにゼロが出現すると、シエルとルインがゼロに歩み寄る。

「ゼロ、ありがとう…。報告にあったダークエルフって…ベビーエルフ達の事だったのね…。ネオ・アルカディアは…あの子達を使って、何をするつもりなのかしら……」

「…さあね、でもこれで全てのミッションは終了だよね?」

ルインがオペレーター達に尋ねると、ジョーヌが頷きながら答えた。

「はい、これで全てのミッションが終了しました。今回のミッションで新たに発見されたミサイル工場をどうするか…。現在、ダークエルフの探索と同時に…この問題への対応を検討中です。」

「一刻も早く、あのミサイルを何とかしたいんだけど…。ミサイル工場への転送座標は、古い衛星写真を基に計算しただけだから……転送ルートとして使うにはあまりに危険過ぎるの。」

「ミサイル工場への地上ルートは、偵察部隊が捜索中ですが、難航しています。ダークエルフの方も、スキャニングを続けていますが、まだ反応がありません」

「そう…」

「分かった…状況が変わったら教えてくれ…。」

「分かったわ…何か分かったら、すぐに連絡するから…それまで、ゆっくり休んで…ね。」

「いや、それまでに出来ることはある。ルイン、トレーニングルームに行くぞ」

「ああ、新技開発?でも、その前にメンテナンスルームに行きなよ。かなり消耗してるんだから」

「…分かった」

ルインに促され、メンテナンスルームでメンテナンスを受けに行くゼロ。

ネオ・アルカディアに大きな異変が起きようとしていることなど、今のゼロ達には知る由もなかった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ