暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第42話 焼き鳥戦決着!
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はと言うと

『えええぇぇぇぇぇっ!?』

 まさしく驚愕の声を上げていた。まあそうよね、こんなもの見せられちゃ。一方龍巳は自慢げに胸張ってるわ。この娘何にも考えてないわね。

「なあ龍巳、それってISか? 一体どこでそんなもの……?」

「これ? もちろん……っ!?」

 私はイッセーの問いに馬鹿正直に答えようとする龍巳の首根っこを押さえて引き寄せた。

「(火織お姉ちゃん?)」

「(あんたどうやってそれ説明するつもりだったのよ!? 私の魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)はまだ誰にも教えてないのよ!?)」

「(……あ)」

 やっぱり気付いてなかったわねこのおバカ。

「た、龍巳? それに火織もどうしたんだ?」

「あ、あぅあ、あ」

 龍巳、目を回しながら大混乱。ほんと一体どうするのよ。もういっそここでバラす? ……でもこれ魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)で創ったって言っても信じてくれるかな?

「これ! 火織お姉ちゃん創ってくれた!」

「えっ!? 火織が!?」

 皆の視線が私に向けられた。結局ここでバラすことになっちゃうか。

「火織お姉ちゃん、実は天才的アーキテクト! 魔力で動く機械鎧作ってくれた!」

『えええぇぇぇぇぇっ!?』

 って龍巳ぃぃぃぃぃぃぃい!? あんた何さらに大嘘重ねてんのよ!?

「火織、あなたそんなものまで創れたの!?」

「前から頭いいとは思ってたけど、どんだけ頭いいんだよ!?」

 ってみんな普通に信じてらっしゃる!?

「まさかそんなものまで用意してくるとは……」

 しかもライザーまで信じた!? ああもういいわよそれで! あとで覚えときなさいよ龍巳!

「じゃあ早速始める!」

 そんな龍巳は私から目を逸らすと両肩のレールキャノンから超音速の魔力弾を発射させた。その魔力弾は避ける暇を与えずライザーに直撃、派手に吹き飛ばした!

「じゃあ私達も行くにゃん、白音!」

「はい、黒歌姉様!」

 そのライザーを追って黒姉と白音も飛び出していく。さて……

「じゃあ私達も行くわよイッセー!」

「っ! ああ!」

 私は大きく氷の翼を広げ、背中から伸びた氷の尾を引きつつその場を飛び立つ。後ろを見ればイッセーもブースターを吹かして追いかけてくるわ。前方では態勢を立て直したライザーに黒姉と白音が追いついていた。

「にゃはは、逃がさないにゃん!」

 その言葉とともに黒姉が長く伸びた爪で斬りかかる。先ほどの言葉もありライザーはとっさにその爪を避けようとするけど普段からそんなことはしてないんでしょうね。避けきれずに右肩をバッサリ切られたわ。しかも

「傷が回復しない!?」

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