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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
誤算?
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!!絶対無理!!」

どこまで逃げていくのかというほど走っているソフィアとシリル。2人とも足の速さはほぼ同等らしく、なかなか差が縮まらない。
しかし・・・こういうときに限って降りてくるものなのである・・・





















ドジッ娘の神様は!!

ガッ

「おっ!!」

迫ってくる変態(ソフィア)からとにかく逃げていたシリルは足元が完全にお留守になっており、小さな小石につまずき3日目のウェンディやシェリアのように転倒する。

「ダーイブッ!!」

ソフィアはそんなシリルを見てこれ見よがしに飛び付いてくる。しかもお尻に。

「ふぎゃっ!!」

ソフィアがお尻に顔からダイブしてきたために声をあげるシリル。ソフィアはそんなことなどお構い無しにシリルのお尻を頬擦りし始める。

「んん〜!!シリルちゃんのお尻やっぱり柔らか〜い!!」
「ふざけんな!!」

状態をできる限り捻らせて下半身に抱きついているソフィアを剥がそうとぐいぐいと頭を押すシリル。しかしソフィアは離れまいとしがみつき全然引き剥がせない。

「いいお尻だなぁ・・・これでスカートだったらなおいいんだけどなぁ」
「誰がそんなもん履くか!!」

シリルは今はジーンズを履いているのだが、ソフィア的にはシェリアやエルザのようなスカートを履いていた方が嬉しいらしい。

「離せ!!」
「ぐはっ!!」

シリルはいい加減鬱陶しくなってきたため、足を折り曲げてソフィアのお腹に踵で蹴りを入れる。それによりようやくソフィアが離れたのを確認したシリルは大急ぎで彼女との距離を開ける。
その映像を見ていた観客たちはせっかくのお楽しみタイムが終わってしまい、ガッカリしていたのは言うまでもない。

「むぅ・・・シリルちゃんのけち!!」

ソフィアはすぐに立ち上がると口を尖らせてプンプンしている。シリルはズボンを直しながら彼女を警戒している。

「減るもんじゃないんだからいいじゃん!!」
「減るわ!!俺の精神力とかすり減るわ!!」

気付かれないようにジリジリと詰め寄ろうとしているソフィアと同じようにジリジリと離れていこうとしているシリル。実は2人とも相手が自分と同じように気付かれないようにと動いていることに全く気づいてなかったりする。

「あ!!そうだ!!」

するとソフィアは何かいい考えが浮かんだのか、ポンと手を叩く。

「シリルちゃんがソフィアと戦わなくちゃいけない状況を作ればいいんだね!!」
「・・・は?」

シリルはソフィアがいきなりそんなことを言い出したのでキョトンとしている。
ソフィアはそんなシリルなど気にすることなく、両手の親指と人差し指でひし形を作り
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