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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
誤算?
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「しゃー!!トップに返り咲き!!」
「このまま順調に頼むぜ!!」

ジェットとドロイは現在の順位表を見てそう言う。

「一勝あげたが、気は抜けねぇよな」
「セイバーはまだ4人無傷だしな。ジュラとリオンもの残ってるしよ」
「むしろこっからか本番ってとこか」

マカオとワカバは湧いているシャドウ・ギアの横で険しい表情をしている。

「ナツたちの方も気になりますが・・・」
「少し時間がかかっているようですね。ということは、やはり何かあったと考えるべきでしょう」

マカロフとメイビスがルーシィの救出に向かったナツたちについてそう話している。ルーシィの奪還に成功したら彼らから信号弾が挙がることになっているのだが、いまだにそれがないため心配しているようだった。
その頃彼らは奈落宮にて出口を見つけることができず、さらには王国最強の処刑人『餓狼騎士団』の襲撃を受け、戦闘をしていた。








「試合、動かなくなったな」

ナツたちが餓狼騎士団と散り散りになって戦闘している頃、大魔闘演舞の応援をしているロメオがなかなか対戦が起きなくなった試合を見てそう呟いていた。

「王都は広いし、残った人数も少ないからね」
「強いのばっかり残ってるし、当たる相手によっては急に不利になるかもしれないから、慎重になってるんじゃない?」

アルザックとビスカがそう言う。

「しっかし、初代の作戦すごいよな」
「あっさり1位に返り咲いたもんな」

ジェットとドロイはメイビスの計算能力の高さに感嘆の声を出していた。

「同じギルドマスターでもこうも違うもんかね」
「おめぇがいうか?」
「色々失礼なコメントだな」

マカロフのことを言っているであろうマカオに対し、ワカバとアルザックがそう言う。

「感じます」
「どうかしましたかな?初代」

何かを感じた様子のメイビスにマカロフが問いかける。メイビスは自分が感じているものをより感じやすいようにと目を閉じる。

「このクロッカスの地下、奥深くから伝わってくるのです。わずかですが震動と、ぶつかり合う魔力を」
「ガキ共・・・ですかな?」
「おそらく。そして分散して戦っているようです」

メイビスはナツやウェンディたちが餓狼騎士団と戦っていることを感じ、アクシデントに見回れたことを確信していた。
しかし彼らはむやみに動くということができないため、ただひたすらナツたちが無事に帰ってくることを祈ることしかできなかった。















それからしばらくして、ナツを中心としたルーシィ救出チームが餓狼騎士団を全員倒し、リーダーの鎌使いから出入り口を聞き出した彼らが奈落宮から抜け出そうとしていた頃、大魔闘演舞にも
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