暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
104話:機動六課防衛戦線(中編1)
[2/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
げ飛ばされた勢いのまま、一度距離を取る為転がり続け、その後立ち上がる。
だが先程の場所を見てもディエンドの姿はなく、あったのは影だけ。ガタキリバは上を見上げると、弾き飛ばされたディエンドライバーとカイザブレイガンの銃口を向けたディエンドの姿を捉えた。
引かれる引き金。十数の弾丸がガタキリバを捉え、更に落下の勢いを加えたディエンドの飛び蹴りが胸部に決まり、ガタキリバは吹き飛ぶ。
その後うまく着地したディエンドは、何処からか取り出した“ミッションメモリー”をカイザブレイガンへと装填する。
〈 Ready 〉
電子音声と共に、グリップ下部から黄色く光る刀身が生成され、カイザブレイガンは“ブレードモード”へと起動する。
そこへ数体のガタキリバが向かってくるが、その後は一気にディエンド側へと好転していった。
襲い来る斬撃を黄色い刀身で受け止め、腹部を狙い撃つ。または攻撃自体を躱し、斬撃または蹴りで蹴散らし、更に歩みを進めていく。
ガタキリバとて弱い訳ではない。現にコンボの一つであるこのフォームは、強大な力を持っている。
しかし彼らとディエンドは、元の人間の性能や能力に違いがある。もっと言えば、“人間”か“戦闘機人”かの違いだ。
機械を埋め込まれた体は、元の人間の体に比べ馬力が違う、地力が違う。その差は戦闘に置いて大きな差として表れ始める。
「く……ッ!」
「………」
そうこうしている間に、ディエンドと向かい合うガタキリバは早くも数体を残すのみとなった。
勿論、ガジェットと対する者もいるが、そこからディエンドとの戦いに参加した者もおり、その数は徐々に減ってきている。
他の戦闘機人であるディードとオットー。彼らにもガタキリバが付いてはいたが、ディエンドの的確な援護射撃であまり攻勢ではない状況。
どうする……このままでは守り切れない。そう思っていたその時だ。
〈 ATACK RIDE・WEPON FUNCTION 〉
〈 Exceed charge 〉
聞きなれた電子音声と、聞きなれない電子音声。
カイザブレイガンの銃口から放たれた閃光は一体のガタキリバを捉え拘束、そこへ飛び出したディエンドは光に変わり、一瞬その姿を消す。
本来“仮面ライダーカイザ”が使う筈の必殺技、“カイザスラッシュ”である。
再び現れた彼は拘束されたガタキリバの後ろに。拘束の解けたガタキリバは、力なく地面に倒れ伏せた。
「―――こんなものか? ディケイド」
「くッ…!」
左手に持つカイザブレイガンは、役目を果たしたと言わんばかりに、データの残骸となって霧散する。
変わって右手に残るディエンドライバーをガタキリバに向け、まだまだ足りな
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ