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戦姫絶唱シンフォギアM〜ほぼ無敵が転生したそうです
32話 希望の歌と闘神
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浮いたキャロルを殴り落とし
 キャロルは地面に向かって吹き飛ばされた

翼「鳴り渡れ!!」

 翼先輩がドスの効いた声で地面に落下しているキャロルに向かって地面を蹴って跳び
 すれ違いざまに、刀でキャロルを切り上げた

クリス「希望の音よッ!!」

 クリスは腰部アーマーを展開し、腰部アーマーから小型ミサイルが一斉に発射された
 切り上げられたキャロルは空中で体制を立て直そうとしていたが
 キャロルに吸い込まれるように小型ミサイルがキャロルに当たり
 他の小型ミサイルはキャロルに当たった小型ミサイルの爆風によって連鎖爆発を起こした

『MEGA DETH PARTY』

「・・・」

 もう響達に教える事は何もない
 というか、ラスボスだぜ?
 レベルカンストしたの?筋力全振りなの?
 攻撃力が二倍になる腕輪を装備してから攻撃力を二倍にするバフでも付けたの?
 
 何考えてんだ俺は、とにもかくにもこいつを倒そう!
 伊吹は右腕が動かないハンデがあるが、それでもこいつを倒さなくてはいけない

「行くぞ!この黄金虫!」

 さて、ハイパークロックアップに対抗する策は
 リミッターを20外して戦ったら同じ速度になる筈

 多分

「開放!」

 伊吹がリミッターを20外した瞬間に喉から何かが込み上げてきた
 何かを吐かないように口に左手を押さえつけたが
 押し出すように喉から何かが込み上げてきて、吐き出した

 口全体に鉄の味がし、口から何か、否、血が出てきた 
 左手の手のひらの全体に血が付き、溢れでた血は左手の甲に滑り、滴り落ちている
 もう一度手のひらを見ると、赤い血と、ドス黒い血が混ざっている

 自分の体に異常な事が起こっている。そう確信した
 術が使えない事、マムった事に何か関係があるのか?

 伊吹は、自分がマムった事にコーカサスは少し驚いたが
 チャンスを勝利に変える為『ハイパーゼクター』のスイッチに手を伸ばし
『ハイパーゼクター』のスイッチを押した

[ハイパークロックアップ]

 伊吹は電子音が聞こえた瞬間にコーカサスに走り、左手に握り拳を作り
 全力で倒すと決めた

 〜ハイパークロックアップ中〜

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 伊吹は全力でコーカサスに向かって走ったが、コーカサスは伊吹より少し速い
 おいおい、20外してこれかよ...だったらフルボッコにする為に40外すか

「開放う”ッ!?」

 伊吹はリミッターを40開放した瞬間に急に体全身に力が入らなくなり
 膝から崩れ落ちていった。コーカサスは不思議に思ったが伊吹に向かって歩いた

コーカサス「何をしている。立たないなら、決めさせても
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