暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
100話:……最近出番なくね!?
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
らはどうなんだ? 兄弟とかいるのか?」
「ブッ…そうだ、士さん聞いてます? アルトの子供時代の恥ずかしい話」
「え、ルキノなんで知ってるの!?」


 俺の話の振りを聞いたルキノが、いきなり噴き出して話し始めた。するとアルトが急に慌て始めた。
 あぁ…あれか……


「あれだろ、小さい頃まで自分が男の子だと思って…の話」
「つ、士さんまでなんで!?」
「ヴァイスから聞いた、あいつベラベラしゃべってたぞ?」


 俺がそう言うと、アルトは「絶対秘密だって言ったのに〜!」と頭を抱えて叫び始めた。
 チッチッチッ、甘いぜアルト。絶対秘密≠チて言うのはな、話した時点でそれはもう秘密ではなくなっているのだぞ?


「ルキノ、アルト、給湯室で何騒いでるの? 士さんまで一緒に」
「すいません!……でも、アルトの秘密が…」
「? あぁ、七歳の時学校のトイレで…って話? 面白い話だったから、私も何人かに話しちゃった」
「えええぇぇぇぇぇッ!?」
「他にも、シグナムさんの話だと…」
「お、それ俺知らないな」
「し、知らなくていいですぅぅ! っていうか話さないでくださいよ〜!!」


 その後、お湯が沸いてケトルがピーーッ! と鳴り響くのも気づかなくなるまで、三人でアルトの恥ずかしい話を語り合ったのは言うまでもない。
























 時間は一気に流れ、夕暮れ時。何事もないように、と思っていたのだが……
 警告音(アラート)がけたたましく鳴り響き、通信が繋がる。


『こちら機動六課ロングアーチ1、緊急事態です!』
『こちらライトニング、状況は?』
『湾岸線にガジェットが出現、T型十二機、航空U型が十八機。出現地は、第七対岸区間!』


 第七対岸区間……住民区画が近くにあるな。管制の話だとレリック反応はないそうだが、どうするか……


『そこなら、少し距離があるけど六課よりかは私達の方が近い』
「……わかった、そのまま現場へ出動してくれ。ただし万が一も考えて、俺も出て現場指示をする」
『『『了解!!』』』


 はやてがいないから、俺がフェイト達へと指示を送る。…って、いつもの感じか。
 さて、俺も行きますか。


「シャーリー、俺も飛んで一直線に向かう。飛行許可を」
『はい!』


 はてさて、今回は何が目的だ? ―――ジェイル・スカリエッティ。












 ―――って、若干張り切って出てきたはいいが……


「俺出番ねぇじゃん…」


 アギトトルネイダーに腰かけながら、戦況を眺め呟いた。

 今回はガジェットが一か所に向かっておらず
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ