暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
空中迷宮
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シリルがドムス・フラウを確認した方向へ向かうぞ」
「しゃあ!!」
「「オオッ!!」」
「「はい!!」」

エルザさんの言葉に俺たちはそれぞれ反応し気合いを入れる。とりあえずはドムス・フラウをさっき見た方向へと向かって俺たちは走り出す。
























ガチャッ

しばらく走っていると扉を見つけたためそこを開けてみる。

「ぬおおおお!?」
「なんだこりゃ!!」

ナツさんとグレイさんが扉の中を見て驚いている。それをそのはず、さっきまでの階段とは少し変わっており、螺旋階段のような模様になっていた。ただし模様だけで通路は真っ直ぐみたいだけど・・・

「なんだか目が回りそうですね」
「あっちが上なのか下なのかもわかんないわね」
「でも、この道の先にドムス・フラウが見えますよ?」

ウェンディとルーシィさん、俺がそう言う。目を使って見ると確かにこの方角にドムス・フラウがあるんだもん。

「そういうことなら問題ないな。行くぞ!!」

エルザさんがそう言い俺たちはその中を走る。なんか螺旋の道を真っ直ぐ進んでるからかなり違和感がある・・・

「でもこれ、どこまで続いてるの?」
「それは知りません」

俺はドムス・フラウしか見えてないから途中の道がどうなってるかなんてわからない。誰かさんのせいで修行出かなかったからね。

「気にすんな!!行き着いた先がゴールだ!!」

ナツさんは加速し目の前に見える扉を勢いよく開ける。

「・・・って、おいーーーーー!!!」

その先には道がなかったらしくナツさんは落ちそうになってしまう。

「危ない!!」

俺はそんなナツさんを掴んで急いで引っ張り上げる。

「サンキューシリル!!」
「いえいえ」

ひとまずナツさんが落ちなくてよかった。はぐれたら大変だもんね。

「しかし、どうなってんだこりゃ?」

ナツさんは自分が落ちそうになったところを見下ろす。

「競技名通り、迷宮ってわけなんですね」
「そいえば、命落としても責任はとらないって言ってたけど・・・」
「こっから落ちたらクロッカス目掛けてまっ逆さまってこった」
「「ひぃぃぃ!!」」

俺とウェンディはあまりの高さに抱き合って落ちた時のことを想像してしまう。間違いなく死にますよね?運営の人たち怖すぎるんですけど。

「慎重に道を選ばなきゃならねぇってことだな」
「下見たってゴールにはつかねぇぞ!!見るのはドムス・フラウだけだ!!」

辺りの道を見てどの道をいけばいいのか模索するグレイさんとただ一転にだけ集中するナツさん。ドムス・フラウ見えてるのは俺だけなんですけどね。

「メモを取り
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