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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第30話:思い出のバカンス……値切り交渉
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ま……

『ウルフ様を……今すぐウルフ様を解放して下さい!!』
「「うぉ!?」」
犯人がティミーの言葉に疑問を感じてると、突如MH(マジックフォン)に巨乳な姫が涙ながらに姿を現した。

『こ、こらリュリュ……大人の会話に口を挟むんじゃありません。そんな我が儘を言ったって、彼等がこちらを信頼してなきゃ話はご破算なんだから……』
大泣きするリュリュ姫を抱き締め、こちらに視線を向けたお父さん……その顔は恐ろしい笑顔に包まれてる。

「よ、よし……お前等を信じよう!」
恐怖を感じた犯人は、慌てて身代金と人質の同時交換を認めた。
ウルフに視線を移すと少しだけ笑った……ここまで計画通りなの?

「お前等を信じるが、人質受け渡しに要求がある。それは国王が勝手な事をしない為、同席させる事。それと王子のアンタも一緒に来て全てを仕切る事。それと姫様も同行させる事だ!」
お父さんを寄こさせるのは裏で勝手な事をさせない為。ティミーは話し合いを進める為。リュリュさんは……何だろう、目の保養か?

リューノSIDE END




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