真の悪、ケツプリ団
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〜。でもあいつ、なんかすごく暇そうだったし」
「ナツくんが暇そうなんていつものことじゃない〜?」
ルーシィさんにセシリーそういうけど、それはちょっと失礼じゃないかな?
「でも、肝心な時に魔法が使えないんじゃ、私魔導士失格ですよ・・・」
「そりゃあ落ち込みすぎ!!」
「元気だしてよウェンディ!!」
ルーシィさんとハッピーが励ましてくれるけど、こんなんじゃダメだよね・・・皆さんの役に立ちたいのに・・・
「はい!!これでも抱いて元気出して〜」
セシリーがそういって私に差し出したのはスヤスヤ眠っているシリル。わぁ!シリルの寝顔なんて久しぶり!!
「ありがとうセシリー」
私は眠ってるシリルをぎゅっと抱き締める。はぁ〜あ、少し落ち着いてきました。
「なるほど、始めからこうすればよかったのね」
「でもなんでシリルまで乗り物酔いしてたのかな〜?」
「そういえばそうよね」
「シリル、乗り物に酔ったことなんてなかったのに・・・」
私はシリルの頭を撫でながらそう言う。もしかしてナツさんの乗り物酔いが移っちゃったのかな?ナツさんばかり気にしててシリルのことほったらかしにしちゃったなぁ。ごめんねシリル。
トントン
私たちがシリルの心配をしていると、不意にドアを叩く音が聞こえる。
「ナツくんかな?」
「ナツ、入っておいでよ」
「元気になったのかな?」
「鈍いから魔法がかかるのに時間がかかったのかも」
私たちがナツさんに入ってくるように言っても、いっこうに扉が開きません。どうしたのかな?
「ナツさん、どうしたんです・・・か!?」
私は扉を開けてナツさんを迎え入れようとすると、そこには見知らぬ男性が3人立っていました。全身黒いタイツに身を包んで。
「どうもー!!」
「「お邪魔しまーす!!」」
「あの・・・どちら様ですか?」
私はフリーズして何がなんだかわからなくなってしまう。その男性たちのうちの一人が、なぜかナツさんを持っていた。
「ちょっくらごめんなさいよ」
「うふふふふふ」
3人は私たちが警護している貨物車の中へと入っていく。
「ちょっと!ここ、関係者以外は立ち入り禁止なんですけど!」
ルーシィさんは立ち上がり、3人に出ていくように促す。
「いやね、この兄さんがそこんとこでぶっ倒れてたんでさぁ」
「ええっ!?」
「倒れてた!?」
「あらら。これは重症ね」
「完全に伸びちゃってるよ〜」
男の人たちはナツさんを床へと下ろします。私たちはぐったりとしているナツさんに急いで駆け寄ります。大丈夫かな?
「まったくもう・・・」
「ナツさん!」
「ナーツ!!しっかり!!」
私たちがナツさんに声をかけていると、突然
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