希望の鍵
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ともかくカビと臭いはダメだろ?管理ができてないだけじゃないのか?
「味なんてどうでもいいんだよ。大事なのは使えるかどうか。結構パチもんも多いから、買うときはよく点検しな」
「いよぉ、親父。炎系の魔法は?」
ナツさんは棚の中を見ながら店主に質問する。確かにナツさんと言ったら炎だもんな。ナツさんが水とか使ったらカッコ悪いし。
「おっほほ!それなら最高のものがありますよ!」
店主はそういって足元から何かを取り出す。それは剣の鞘の部分のように見える。
「こちらなんかいかがでしょう?エドラス魔法、【封炎剣】!!ここをこうやって・・・」
店主が何かのボタンを押すと炎の刃が現れる。
「ほらぁ!!すごいでしょ!?」
ドラスの魔法ってあんな感じなのか・・・なんかショボいような気が・・・
「ショボい炎だけどないよりはましか」
「お客様お目が高い!!」
ナツさんは少しがっかりしたようにいうけど店主はお構いなしにそういってくる。バカにされてるってわからないのかな?
「私、これがいいです!」
「どこがいいの?」
「ちっちゃくてかわいいじゃない?」
ウェンディは何やら小さい水色の筒を持ってそう言う。確かにかわいいけど・・・あれは何の魔法なんだ?
「あのねぇ・・・そういう基準で選んじゃダメでしょ!」
「戦えるか戦えないかが問題なんだよ〜」
シャルルとセシリーがウェンディにそう言う。まぁ別にいいんじゃないか?かわいいし。
すると店主はウェンディに近づく。
「これは空裂砲と言いましてなぁ。外見はただのかわいい小箱ですがここをこうして少し開ければ・・・」
店主がそうやって少し筒を開けると、辺りに風が吹いてくる。
「わぁ!!風の魔法だ!なんかロマンチック!」
「お客様お目が高い!!」
うっとりしてるウェンディとウェンディにそう言う店主。店主は何買ってもお目が高いしか言わないんじゃないかな?
「シリルは何か買う?」
ウェンディが俺に空裂砲を持って聞いてくる。別に俺は魔法使えるから必要ないよな。
「いや、俺はいいや」
「そう?まだかわいいのいっぱいあるのに・・・」
ウェンディはそういって魔法を眺めている。俺はかわいいのなんか買わんぞ?
「よーし、この二つをくれ。」
「は〜い。ありがとうございます。二つでしめて2万になりますが、おおまけにまけて1万8000あたりでどうでしょ?」
「あぁ・・・高ぇな・・・」
「何分品数も少なくて貴重なので・・・」
ナツさんは魔法が予想よりも高かったらしく嫌そうな顔をする。でも魔法は少ないみたいですし仕方ないですよ。
「つーか大事なこと忘れてたけど、お前ら金は?」
「がっははは!そ
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