希望の鍵
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砂漠地帯にて・・・シリルside
「そっか・・・エクシードと間違われて、それど通報されて奴らが嗅ぎ付けたのか」
「そういうことみたいですね」
さっき妖精の尻尾が王国軍に見つかったのは、どうも俺たちが森の中で大暴れしたせいで村の人に通報されたかららしい。なんかすみませんね・・・
「エルザが敵なんてまだ信じられないよ」
「いやぁ、怖いのはあっちもこっちも一緒だけどなぁ」
「ああ!?」
「いやいやいやいや、エルザの話!」
ルーシィさんににらまれて怯えるナツさん。相当あの拷問技がきてるみたいだな・・・
「あたしたちからすれば、エルザと仲良くやってる話の方が信じられないよ」
「不思議ですね」
「だよね〜」
妖精女王と妖精狩りだもんなぁ。
妖精を守るものと狩るもので完璧に真逆ですし。
「あいつを恐れない魔導士なんていない。顔を見たときは死ぬ時だ」
「ぜってー会いたくねー!!ただでさえ怖ぇのに・・・」
「ナツさんとグレイさんはエルザさんのこと苦手ですよね」
二人はよくケンカしてるからそれをエルザさんに怒られるから怖がってるらしい。エルザさん、結構優しいのに・・・
「ほら、着いたよ。見えるか?」
「おお!!」
ルーシィさんの視線の先を見る。そこには大きな街が広がっていた。
「街だぞ、ハッピー!」
「何日も歩くのは大変だったね」
「え?まだ1日しかたってないよ〜?」
ハッピーにセシリーが突っ込む。正確には一日もたってないぞ?
「なんか丸いですね」
「そういえば丸いね」
ウェンディの言う通り、俺たちの見ている街はなんだか丸い形をしている。なんであんな形なんだ?
「さ、急ぎましょ」
「あの、来てくれて助かりました」
「もうちょっとでカエルに食べられるとこでした」
ウェンディと俺がルーシィさんに向かってそう言うと、ルーシィさんは顔を赤くして目線を反らす。
「つ・・・着いてきな。魔法の武器も持たずにこの先旅を続けんのは無理だからな」
「ありがとな、怖いルーシィ」
「怖いルーシィ」
「ケンカ売ってんのかコラァ!!」
このあとナツさんがルーシィさんに関節技を決められたのは言うまでもない・・・
ルーエンの街にて・・・
「ちょっと前までは、魔法は普通に売買されてたんだ。けど、王国のギルド狩りがあって、今は魔法の売買は禁止されてる。それどころか、所持してるだけで罪になるんだ」
俺たちはルーシィさんを先頭に街の中を歩いている。ルーシィさんの言う通り、街には魔法屋らしきものがたく
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