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少年は旅行をするようです
少年は剣の世界で城を上るようです 第七層
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Side 愁磨

「じんぐるべ〜る、じんぐるべ〜る、すずがー、なるー・・・。」

「え、ど、どうしたんだ、アリアちゃん?」


49層の迷宮区。俺達はキリトを誘い、マッピング兼レベ上げ兼暇つぶしをしていたのだが、

安全エリアに入った瞬間、急にアリアがクリスマスソングを歌い出した。

戸惑うキリトだが俺達も同じだ。近いイベント的はまだハロウィンすら一ヵ月以上も後だ。


「ん・・・?急に歌いたくなるとき、ある・・・よね?」

「その歌かはさておき、まぁ分かるような、分からないような……。」

「分かれば、いいの・・・。」


勝手に納得し、アリアはインベントリの中身を整理し出す。キリトは一人で

わっちゃわっちゃしだしたが、諦めた様にウィンドウを開き、何やら作業する。

相変わらず兄妹でも見ているかのようなホンワカした気持ちにさせてくれる二人だ。

色合いも銀と黒で、ちょっと俺とノワールを見ているような―――


「きっさまぁ!娘が欲しければ俺を倒して行け!!」

「お前も急にどうしたんだ!?てか娘とかなンンッ!ナンノコトカワカラナイナー。」

「…………貴方も大概馬鹿よねぇ。良い意味でだけれど。」


褒められているのか貶されているのか微妙な評価を貰い、苦笑いを張り付かせて

再度ウインドウに目を落とし、ちょいっと操作したところで動きが止まる。


「え………?」

「おー?何、どうした?」

「え!?いや、べ、別になんでも「あるわよねぇ〜?」うぐっ!ほ、ホントに何でも

ないから!」


・・・明らかに何かあるのに、意地でも隠す気であるキリト。

ほぉぉ、いい度胸だ。まさか俺達相手に隠し事が通用するとでも思っていたのか?

認識を改めさせる・・・いや、矯正してやる必要があるなぁ?


「キリト……俺達を侮った事、後悔するがいい!」

「な、お前、何を……!?」

「行け、アリア!お前に決めた!!」

「・・・・ら、じゃー!」


ポケモン風に勢い良く指を差すと、すったかたーとキリトの後ろに走り寄るアリア。

そして両肩に手を付け膝立ちになると―――


ぽふん。
「・・・おにーちゃんの、みせて?」

「「「ゲッファァッ!!」」」


肩に顎を乗せ、耳に向かって囁く。キリトからは見えないが普段からのジト目が

流し目に見え、俺とノワールも無駄に吐血する事になる。尤も、俺達はアリアを

馬の骨に奪われた様な気分になったせいで憎さ相まっての事だが!!


「わ、分かった……見せるから、頼むから離れてくれ、アリアちゃん……。」

「・・・キリト、わたしの事きら「もういいから!ホントごめんなさ
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