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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十一話 信用で誤魔化せる事もある   ★
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………そんな感じで、なあ」

 八神さんの表情が引き攣ってるし、石田先生は信じられないようで首を捻っている。
 ……誤魔化すのは無理かもしれない。

「は、はい。そうなんですよ」
「その通りです」

 苦笑しながら同意するシャマルさんと表情も変えずにきっぱりと頷くシグナムさん。
 二人の性格がよくわかる。
 もはや誤魔化す事は無理だろう感じているのでそんな関係ない事を考えながら現実逃避する。
 八神さんも同じ心境なのか引き攣った笑顔を浮かべていた。

 そして、信じられない事が起きた。
 この誤魔化しでなんと、信じてくれたのだ。
 恐らく八神さんに信用があるおかげだろう。
 でなければ絶対に信じるはずがない。

 それから病院を後にする俺達はそのまま八神さんの家に向かい、ソファーに座り向かい合っている。

 もっともシグナムさん達は始め座る事を拒んだのだが八神さんのお願いで座る事になった。
 そして、改めてお互い自己紹介をする。

「じゃあ、士郎君はシグナム達の仲間やないんやね?」
「ああ、シグナムさん達とは昨日会ったばっかりだ」

 どうやら八神さんは自己紹介するまで俺もシグナムさん達の仲間と思っていたらしい。
 その辺はシグナムさん達と出会ってすぐに気を失ったのだから仕方がないのかもしれない。

 その後、そのままシグナムさん達の話になった。
 話の内容をまとめると

 ・シグナムさん達は『闇の書』と呼ばれる本の守護騎士
 ・主は『八神はやて』

 という二点。
 もっともこれは俺という完全に信用におけるかわからない人物がここにいるためだろう。
 しかし、この守護騎士プログラムといったかサーヴァントとどこか似ている気がするのは気のせいか?
 
 続いて俺の魔術の説明になったのだが、気になったのが八神さんだ。
 今までとは違う非日常。
 混乱しているのではないかと思い

「八神さん、大丈夫か?
 混乱しているなら後日説明するけど?」
「八神やなくて、はやてでええよ。
 それに細かいところはようわからんけど、混乱はしとらんから大丈夫や」
「了解した。なら説明するよ」

 意外にもしっかりと受け入れていた。
 そして俺も魔術に関して説明を行うが、俺が話せる事もたかが知れている。
 シグナムさん達が俺を完全に信用しきれていないと同じように俺も信用しきれいていない。
 当然話した内容も

 ・魔術というシグナムさん達が使う魔法とは違う神秘を使う
 ・この地の結界を張り管理している管理者という立場
 ・魔術は物を複製する投影が使える

 の三つだ。
 投影に関しても実際に見せてしまったので簡単に説明したが、どれくらいのレベルで出来るかなど詳しい事は一
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