暁 〜小説投稿サイト〜
超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>
第4話「ブランを守る者! ブドウの銃士、龍玄登場!」
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でも気をつけなさいよ。失敗したり、相手を怒らせるような真似をしたら…… タダじゃすまないわよ」

<心配無用よ。私だって馬鹿じゃないから逆鱗に触れたりしないわ>

「信じるわよブラン。あなたが必ず成功するって」

<ありがとう。また成功したら連絡するわね>

そう言うとブランからの通信は終わった
しかしノワールにはまだ不安だった
相手が相手だからだ。下手をすればブランを潰しにかかるかもしれない
そんな不安がまだ残っていたのだった



【呉島邸】


時刻は午後9時。光実は学校から帰り、専属の家庭教師と共に自室で勉強していた

「光実様、ここの問題は……」

丁寧に、かつ分かりやすく説明する家庭教師。しかし光実はそれを聞き流しているだけで理解はしていなかった。いや……理解しなかった

「光実様、今日はここまでです。明日はこの続きをするので、予習をしていてください」

そう光実に指示すると家庭教師は立ち上がり部屋をあとにした

家庭教師が部屋からいなくなると勉強机から離れ、ベッドに寝転ぶ
夕方からずっと勉強していたため、かなり疲れていた
しかもそれは毎日であり、光実自身かなり辛いのだ

「僕は守られてばかり…… 僕だって誰かを守りたい……」

本音を漏らす光実。それもそのはず、彼は両親に異常なまで”守られている”のだ
例えば先ほどの家庭教師も親が将来呉島財閥を継ぐであろう光実のためを思って雇った者だ
さらに外出する時には執事を何人も連れて行かせたり、友達とは怪我したら危ないと言われおにごっこもさせてもらえなかった。もちろんゲームで遊ぶことも
こうやって異常なまで両親は守るので、光実がああやって本音を漏らすのも無理はないのだ

「兄さん…… 僕はあなたが羨ましいよ……」

そう言って家族写真を手にし、兄である貴虎を見つめる
そんな時、執事が現れ光実に会いたいという来客がいるので応接室に行って下さいと指示される
自分に用のある人物とは誰なのかと考えつつ、光実は部屋を出て一階の応接室に向かう
そして部屋に入るとそこにはブランと両親が座っていた

「ブラン様……!?」

「君が呉島光実ね?」

「はい。そうですが……」

「実は今日君に渡したい物があるの」

「僕に……ですか?」

光実がそう言うとブランは戦極ドライバーとブドウロックシードを机の上に置く

「こ、これは一体なんですか?」

これが一体何か分からない両親は、危ない物ではないかと不安に陥る

「これは戦極ドライバーという物よ。そしてこっちがロックシード。これを使ってあなたにゲイムギョウ界を守ってほしいの」

「僕に…… ゲイムギョウ界をですか……!?」

突然世界を守ってほし
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