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俺の名はシャルル・フェニックス
堕天使と不死鳥
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?」

「……あぅ…そ…ぅう……その…………」

もじもじと体をさせて顔を俯かせる。

ああ、こりゃ、言いたいことが言えないときの反応だわ。

つーか、これ外から見りゃあ下級生苛めてる先輩にしかみえないよな……

「何処か行く予定でもあるのか?」

「……は……はい……」

「そうか。じゃ、また今度誘うな」

「……ご……ごめん……なさい……」

「いいって別に謝ることなんかないさ。なぁ?」

同意が欲しかったので白雪に話をふると、白雪も頷いて言った。

「うん。私達は別に気にしてないから大丈夫だよ」

「……はぃ………」

「じゃ、また明日な」

「また明日」

「……ぇ……その……また…………明日……」

ペコリっと小さくお辞儀をされる。

ヒラヒラと手をふって返し、別れる。

白雪は会釈したみたいだが、生憎俺はそこまできっちりした悪魔じゃない。

貴族にだってフランクさがあったっていいじゃないか。

それに俺は嫌われ者なんだからばっちOK。

そう自分の中で自己完結。

その後知り合いと出会うこともなく、二人のいるクラスについた。

「恋、白音帰るぞ」

ドアから顔を覗かせ、いることを確認し呼びかける。

ぞろっとまだクラスにいた後輩たちが反応した。

いや、まぁ、駒王学園でそれなりの有名人であることは自覚してるが、一々その反応は飽きる。ってかウザい。

理子曰く、『知らない人がいない有名人ランキングin駒王学園』で堂々の1位らしい。

有名人の理由としては『留学生であること』『フェニックスという変わった姓』『駒王学園二大イケメン王子』『ハーレム王』『サボり魔』『不良(?)』等々。

全くもって嬉しくないがやってることがやってることなので仕方がないと思わないとやってられない。

「……シャル」

「シャル兄様」

そうこうしてると、白音と恋がやってきた。

元々帰りの仕度は終わってたらしく、後は帰るだけだったようだ。

「あれ?理子先輩はどうしたんですか?」

理子がいないことに気づいたのか白音が訊いてきた。

「あー、ギャルゲー談義で白熱してたから置いてきた」

別にやましいことじゃないんだが、ポリポリと頬を掻き遠い目をして俺は言った。

ギャルゲー談義中の理子のはっちゃけ具合を思い出してしまったためだ。

あれはもうアルコールはいってんじゃねーの?って位のはっちゃけさだ。

ぶっちゃけついていけそうにない。

「……なるほど」

白音も理子のことを思い出したのか少し遠い目をした。

「……帰る」

俺も恋の意見に同意なんだが、置いて帰るのも忍びない。

「……一言いれて帰
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