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ひねくれヒーロー
神の存在を立証
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・!?」


「・・・仮面の下は血みどろさ・・・」


嘘つけと吐き捨てられる

失礼な・・・今だって仮面の下にこびり付いた血の匂いで、噎せ返りそうなんだからな

薬を飲み続けるオレを、訝しんだソラに虚弱体質だと説明してから・・・どうも信じて貰えてないようだ

信じてくれたっていいのに


「鶸茶、少し良いか?」


ぼろ雑巾のようになったサイを引きずりながら、先生たちが近寄ってくる

ソラは居ちゃまずいかな

そう思ってソラを立たせ、本堂の方へ背を押した

名残惜しそうにこちらを見ながら本堂へ向かっていき、その姿が見えなくなるまで眺め続けた

・・・行ったな


「・・・まじらず上忍、どうかされましたか?」

「追加人員がこちらに着いた
 お前の考えを聞きたい・・・ついて来てくれ」


サイはガイ先生に預けられ、ボケっとした顔でオレ達を眺めている

オレの考えって、シナイちゃんは何を聞きたいんだろう

寺の中にある物置部屋に辿りつく、1人誰かいるな・・・扉をあける

中にいたのは頭巾タイプの額当てをつけ、モノクルをかけバンダナで口元を覆い隠した怪しさ満点の忍がいた

・・・お前・・・


「あ、こ・・・鶸茶久しぶり!」

「シュロ!?」


ソラに会わせられない追加人員が来やがった!

まぁ座れよと言われ、シュロの隣に座り、続いて先生がオレの隣に座る


「何も横一列に座らなくて良いと思う」

「奇遇だな、私もそう思った」


なら隣に座るな

いそいそとオレ達の目の前に座りなおした先生にどうしたものかと頭を抱えた

でもいつものことだよな、放っておこう


「なんで追加人員シュロなの?」


親指を立てて微笑まれた


「オレ、先生に頼まれてジャシン教調査してたからね
 事務も出来るんだぜ?オレをただの脳筋だと思うなよ!
 
 それで、オレの資料と寺の資料読み比べてみた結果・・・」


脳筋じゃなかったのか

もしくは戦闘狂かと思っていたんだけれど、違ったんだな


「・・・結果?」


先生が低い声で続きを促す

・・・珍しく真面目だ


「やっぱり二年前がカギっぽいですね
 
 あ、鶸茶にも説明するから」


資料渡すだけじゃ説明しきれないのか

しかし・・・


「二年前・・・か」


「ジャシン教は、この二年の間に信者の数が倍増

 国教と言っていいほどの信者数を誇るのは、湯隠れと雨隠れ
 
 ちなみにこのグラフを見て分かるように???
 
 中忍試験後から、火の国におけるジャシン教改宗者が増えている

 また、先生が再不
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