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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第三十九話 新たな一歩   ★
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 別れを済ませた後、涙を拭った。
 そして、学校に向かう途中で

「士郎君、私もその……ほしいな」

 なのはの視線は俺の首に掛けられた金色の宝石が輝く黒き剣に向けられていた。

「これか?」
「それじゃなくて、それとは別にその私と士郎君の絆というか……」

 顔を赤くして恥ずかしそうにそんなお願いを口にするなのは。
 なのはがこんなお願いをするのは珍しい。
 なので

「ああ、近いうちに必ず用意するよ」

 頭を撫でつつ、頷くとなのはは満面の笑顔が浮かべる。

 それを渡すのはもう少しあとになり、それが元でひと騒動あるのだがそれはまた別の話。
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