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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第十一話 それぞれの行動
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し出す。
クロノ「君達の事情は良く知らないが、艦長を待たせているので、出来れば早めに話を聞きたいんだが?」
なのは「は、はい…」
クロノ「では、こちらへ」
クロノは再び、先導して歩き出した。
大輔達は無言でついて来る。
クロノ「艦長、来てもらいました」
クロノはとある部屋に入るとそう言った。
大輔「(なんだこりゃあ…)」
その部屋は、盆栽、茶釜等の和風に彩られていた。
賢「(ここ、一応艦長の部屋だよね?)」
遼「(つーか、この人若いな…)」
それぞれの感想を抱きながら部屋に入る大輔達。
リンディ「お疲れ様、まあ皆さん、どうぞどうぞ楽にして」
そこには正座し、笑顔でそう言うアースラの艦長、リンディ・ハラオウンがいた。
リンディ「なるほど、そうですか。あのロストロギア…ジュエルシードを発掘したのはあなた達だったのですね」
ジュエルシードの経緯を聞いたリンディがそう言う。
ユーノ「はい…それで、僕達が回収しようと…」
ユーノが頷き、同時にそれがジュエルシードを回収しようとした理由である事を言った。
リンディ「立派だわ」
リンディはそう言うが、クロノが口を開いた。
クロノ「だけど、同時に無謀でもある」
クロノが直球にそう言った。
クロノの言葉に、ユーノはしゅんとなる。
大輔「おい、確かにユーノのやろうとしたことは無謀かもしれない。けど、その無謀な行動に助けられた奴がいるのも確かなんだぜ?」
ツカイモン[第一、組織であるお前達が一般人であるユーノやなのはより行動が遅いのというのは問題なのでは?]
クロノ「それは…」
リンディ「そうね…その通りだわ…」
ツカイモンの言葉は正論だ。
組織が一般人より行動が遅いのは確かに問題だ。
なのは「…あの、ロストロギアって何なんですか?」
なのはが疑問に思ったことを尋ねる。
リンディ「ああ…遺失世界の遺産…って言っても分からないわよね。えっと…次元空間の中には幾つもの世界があるの。それぞれに生まれて育っていく世界。その中に、ごく稀に進化しすぎる世界があるの。技術や科学、進化しすぎたそれが、自分達の世界を滅ぼしてしまって。その後に取り残された失われた世界の危険な技術の遺産」
クロノ「それらを総称して、ロストロギアと呼ぶ。使用方法は不明だが、使いようによっては世界どころか、次元空間を滅ぼすほどの力を持つ、危険な技術」
リンディ「然るべき手続きを持って、然るべき場所に保管されていなければいけない危険な品物。あなた達の集めているロストロギア…ジュエルシードは次元干渉型のエネルギーの結晶体。いくつか集めて特定の方法で起動させれば、空間内に次元震を引き起こし、最悪の場合次元断層まで引き起こす危険物」
クロノ「君とあの黒衣の魔導師がぶつかった時に起こった振動と爆発。あれが次元震だ
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