暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
ボスと漆黒と十字架と
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リを守る。
すると、ユウキがテッチの後ろ三メートル程の位置に回り込むと、何やらテッチに叫ぶ。
テッチは頷くと、丁度黒いガスを吐き出した。
「くっ!!」
螺旋が使えないので、爆炎剣で爆散させると、巨人はハンマー攻撃のモーションに移る。
そして、ユウキがダッシュ体制に入った。
「決めるか、次で!」
三刀流になると、巨人はハンマーを床に叩き付け、震動波を放つ。しかし、全員無傷でやり過ごすと、俺とユウキは飛んだ。
「うりゃあああ!!」
「おおおおおっ!!」
掛け声と共に飛翔し、剣を構えると、
「やぁーっ!!」
「絶滅しろ!!」
気合いと共に首の接合部目掛けて、凄まじいスピードで突き込み、斬撃を放つ。
空中でソードスキルを発動させた場合(俺の一部ユニークスキルはそのまま滞空するが)、出終わるまで使用者は落下することはない。
ユウキと俺は巨人の正面と後ろに滞空したまま剣を煌めかせる。
片手剣汎用OSS<マザーズ・ロザリオ>。
<プラネット・エンド>禁断剣技<グランド・クロス・ワールド・エンド>。
二つの(つるぎ)が首の接合部を貫くと、巨人は絶叫を途切れさせ、不自然な体勢で全身を凍らせた。
俺達も、時間が停止したかのような静寂の中でしばし動きを止めた。
やがて、貫いた所から亀裂が入り、巨人の四肢や胴体に広がりーーーー。
乾いた様な音を響かせ、首の接合部から真っ二つに分断され、ポリゴンとなっし消滅した。
「うわっ」
宙に浮いていた俺はそのまま落下し、地面に落ちる寸前で、何かに支えられ減速した。
『頑張ったね、ダーク』
何かはそう言うと、俺を地面に下ろして消えた。
途端、ユウキとアスナが叫んだ。
「あははは……やった、勝った……勝ったよ二人共!」
「うん、やったね!あーーーーーーー……疲れたーーーーーーー!!」
「そうだなぁ……」
俺もそういって床に倒れる。
と言うか、今回、俺の代名詞たるスキルを全く使ってない。解せぬ。
お前が殺ると面倒by作者
死ね、作者。マジで落ちろ地獄。
すると、扉が開くと、そこには見慣れた四人の顔があった。
「お疲れ、ダーク」
「お疲れ様」
「ん〜、久々に暴れたな〜」
「まぁ、かなり死の恐怖を刻み込ませたからな。当分やらねぇだろ」
と言うか、ライト&リンよ、まさかオレンジキラーとなったわけじゃあるまいな?
「「ん?そうだけど?」」
「いい加減心読むのやめてもらえません!?」
「「止めない。面白いから」」
「よし、そこなおれ。喰って殺るから」
「「殺れるもんなら殺ってみろ!!」」
ライト&リンと俺の言い合いを見ていた他の人達は、殆どがヤレヤレと言った感じで傍観していた。
唯一、ポカーンとしていたのはスリーピング・ナイツのメンバーだったが。
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