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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos57その後のエルトリア/フローリアン家の日々〜Hopeful Days〜
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†††Side????†††

目まぐるしい時間を駆け足のように過ごして来た所為もあってか、過去へと遡ったあの日のことが、まだ数年しか経っていないと言うのに何だが随分と昔のことのように感じます。
エルトリアの命を脅かす死蝕現象は、未だに完全な解決を見てはいません。だけどそれでも、父が――博士がその人生を懸けて続けた研究の成果は、ちゃんと花実をつけることが出来たのです。紫天の盟主ユーリ、王様、そしてシュテルとレヴィ、フラムとアイル。あの子たちの頑張りのおかげで、エルトリアは今日も徐々にですが緑を取り戻していっています。

「何度見ても思うけど・・・結構戻ってきたよね、エルトリア」

「そうですね。みんなの頑張りのおかげです。それから6人を連れて来てくれたあなたのおかげ」

エルトリア復興の為にこの世界へと来てくれたユーリは、復興の為にその力を尽くしてくれました。シュテルとアイルを除く、王様とレヴィとフラムも、当初はいろいろ好き勝手してくれましたが、それでも最後はちゃんと協力もしてくれて。
レヴィとフラムは、腕試しや修行とかいう動機の下に凶暴な危険生物を狩ってくれるおかげで、村を救ってくれたことが何度もあって。シュテルが設計してくれた浄水法。そのおかげで、死んでしまっていた水場が幾つも蘇らせることが出来て。
アイルは氷結能力で砂漠化していた地域に水源を生み出してくれたことで自然を育て易くしてくれましたし。王様も、“紫天の書”の中に保有していたたくさんの魔法で、エルトリアと、僅かに残っている人々を救うのに役立ってくれました。

「それってもしかして皮肉ってる? わたし独りだったら、結局はなんにも出来ないままだったし」

「まさか。素直な気持ちですよ、キリエ」

「そ。でも忘れてない?」

「忘れてません。私たちを助けてくれた、優しい魔導師たちにも感謝しています」

「そうよね・・・。みんな、元気でやっているかしら・・・?」

「ええ、きっと元気ですよ」

それぞれの時代の中、ほんの少しだけ触れ合えることの出来た人たちに、心からの感謝を。皆さんのおかげで、私たちの世界エルトリアは今、とっても綺麗です。それを証明するように私は目の前に広がる大草原を見回して深呼吸。

「おーい! アミター、キリエー!」

そんな時、私たちの名前を呼ぶ声が背後から聞こえてきました。私たちを呼んでいるのは「あら、レヴィ。どうしたの?」エルトリアの救世主の1人、レヴィ。彼女が私たちの元へと駆け寄って来て、「あのね、ユーリが戦闘訓練したいってー!」そう言ってきました。

「そうですか。じゃあ私も参加しましょう!」

エルトリアは徐々に再生していっているとは言え、強力な危険生物は未だに現れてしまいます。そういうわけで、戦闘の勘が鈍
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