暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos57その後のエルトリア/フローリアン家の日々〜Hopeful Days〜
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らないように、そしてそれぞれの愛機がさび付いてしまわないように、私たちは時折仲間内で、戦闘の訓練をしたりします。一番やる気を見せるのはレヴィ、もしくはフラム。次いでアイルでしょうか。彼女たちにも譲れないプライドがあるようです。

「それにしてもユーリから戦闘訓練したいって珍しいじゃない」

「そうですね。以前は戦うこと自体に恐れを抱いて忌避していましたけど。徐々に力の扱いが上手くなっていっている所為でしょうか」

上手くなったとはいえ、時々加減を間違えてクレーターを造ってくれたりもしちゃって。その当時を振り返ってちょっと「ふふ」思い出し笑い。相手をしていた王様の呆然とした顔が未だに忘れられません。レヴィに続いて歩くこと少し。すでに空ではユーリとシュテルが訓練を始めていました。

「あー! シュテるん、ずるい! 一番手はボクって言ったのに!」

「無駄な戦いが楽しいなど、付き合いきれぬな」

「一番手を豪語していたあなたが居なくなる方がダメなのですわよ」

レヴィがプンプン怒って、王様が鼻を鳴らし、居なくなった――というより私たちを呼びに来たレヴィが悪いと肩をすくめるアイル。そしてフラムは「おお、熱く燃えているでありますなぁ、シュテるん」楽しそうに戦うシュテルを見て微笑んでいます。そしてユーリとシュテルの戦闘訓練は、ユーリの勝利で終わりました。

「シュテル、ありがとうござました! シュテルとの戦闘訓練は、やっぱりためになります!」

「そう言って頂けると嬉しいですよ、ユーリ。ですが、次は負けません」

シュテルが負けを認めて降下してきたところで「次はボク! ユーリ、ボクだからね!」レヴィが真っ先にユーリの元に。降りてきたシュテルに「お疲れ様でした」「お疲れ、シュテル」私とキリエで労いの言葉を掛けます。

「はい。しかしこうも簡単に負けてしまうとは。もう少し、真剣な修行が必要なようです」

負けず嫌いはマテリアルみんなの共通な性格みたいで。でもそれがさらに強くなる秘訣ですから、良いことだと思います。と、「始まりましたね」ユーリとレヴィの戦闘訓練が開始。速さでユーリを翻弄するレヴィ。対するユーリは、その圧倒的な攻撃力による範囲攻撃でレヴィに確実にダメージを与えて行きます。

「「きゃっ!?」」「おっと」「のわっ!」「あらあら」「わわっ!」

レヴィがきちんとユーリを狙わずに攻撃を放ち、その流れ弾が地上に居る私たちのところへ着弾。真っ先に「馬鹿者! どこに撃っておるか、レヴィ!」王様の叱責一発。次に「まったく。これだからウチの末っ子は」アイルが砂埃の付いたスカートを払うのですが・・・。

「「「「ぷっ・・・!」」」」

私とキリエ、それに王様とフラムがつい噴き出していましました。シュテルもアイルから顔
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