暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos50-B束の間の奇跡/家族は巡り合う〜Testarossa Family〜
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って謳われてたっていうプレシアさんの使い魔。博識だし頭の回転も速い。リニスさんは「わたしは一種の亡霊のようなモノなんですね」そう寂しげに呟いた後、「それでも良かった」って微笑んだ。

「フェイトに友達が出来たらいいな、って。そのお友達と笑い合って、時には喧嘩したりもして、それでも最後には仲直りして・・・。そうしてずっと支え合えって生きていってくれたら・・・そう願っていました。すずかさんの他にもまだお友達が居るようで。そして楽しく過ごせているようで、すごく安心しました」

あ、この感じ、すごく嫌な。よく感動ものの幽霊(ホラー)映画でいう終盤、幽霊の成仏フラグみたいな。それをどうにかするために、「他にもですね!!」思わず大声を上げてリニスさんの消滅を妨害(出来るといいなぁ)。

「っ? えっと、はい? あ、あら? また、体が・・・」

「リニスさん!!」

出来なかった。リニスさんの体がゆっくりと半透明になっていって、消えちゃった。そして少し遅れて「すずか!」フェイトちゃん達がやって来た。私は「ごめんね。引き止めておくことが出来なくて」謝る。

「ううん。私たちももっと早く来ていれば良かったから」

「そうだよね。ごめんね、フェイト、アルフも。わたしにバリアジャケットが無いから、どうしても遅れちゃうよね」

「あ、そう意味で言ったんじゃ――」

「解ってるよ、フェイト。でもやっぱりこれから一緒に行動しようと思うと、バリアジャケットって有った方が良いかなぁって。とにかく。シャル、エイミィ。リニスとママの反応は!?」

アリシアちゃんが、しゅんとしてるフェイトちゃんとアルフさんに微笑みかけた後、アースラに通信を繋げた。先に応じたのは『えっと、リニスの反応は捉えきれてない、ごめん!』エイミィさん。遅れて『その代わりだけど、なのはがプレシアと遭遇!』シャルちゃんが、なのはちゃんとプレシアさんの居るポイントを教えてくれた。

「アルフ、もうちょっとスピード上げていいから!」

「アリシア、でも・・・」

「お願い、アルフ!!」

必死に願い出るアリシアちゃんに困惑してるアルフさん。ここで「待って、アリシアちゃん。私が、魔力コーティングするから」魔導師の全力飛行に耐えられるように、魔力の膜でアリシアちゃんを護る。急いで「スノーホワイト!」魔法を発動。もっと早くこうしておけば良かったって後悔。

「あ、なんか温かい・・・」

アリシアちゃんを覆う、私の魔力光である藤紫色の魔力の膜。これできっと大丈夫。という事で、プレシアさんとなのはちゃんの居るポイントへ私も同行して全力飛行開始。

†††Sideすずか⇒なのは†††

プレシアさんとリニスさんの残滓が出て、さらに他の残滓も出て来たことで、私たちはそれぞ
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