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仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜
開戦前日
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帝都の外れにある小屋
地獄の旅団はそこを現在の拠点として
使っていた
大臣と契約してから装備の調整などを
そこで行っていた

「ジョセフ…いけるか?」

リーダー格の男が
メンバーで一番年配の男に向かって言う

「ああ、準備は出来ておる」

ジョセフと呼ばれた男は
そばにあった大きな首飾りを身につけながら言った

「頼んだぞ」

やがて、ジョセフは
小屋にあった大量の灰を地面にぶちまけた

「ハーミットパープル!」

ジョセフが叫び、ぶちまけられた灰を殴る
すると、首飾りから電流のものが流れ、
腕を伝い、灰へと向かっていった
やがて、その灰が少しずつ
図や文字を形作りはじめた

「テクシス…ここにエンペラーが?」
「そのはずだ」

灰が描いたのは
帝都を中心とした広い範囲の地図であった
その端の方には大きな印がついており、
そばにはテクシスという名前が書いてあった









「奴等が来るぞ」

アポロガイストが男に告げる

「始まるのか…」

男は椅子から立ち上がり、
目の前に並ぶ、数人の男女とアポロガイストを
見つめ、言った




「準備は…できてるな?」

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