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仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜
開戦前日
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れたんだ
その時に大臣と契約した、と」
「大臣と契約しただと?」
「うん。でも、私たちと戦う気はない
目的はエンペラーを倒すことだ、
みたいな感じのことを言ってたよ」
「なるほど…地獄の旅団か…
士、レオーネ、他に話すことは?」
「ない」
「ないね」
「わかった
ラバ、チェルシー、お前らは何かわかったか?」

ナジェンダは
エンペラーの帝具に関して調べていた
ラバ達に聞いた

「俺たちも全然だ
わかったのは
そのエンペラーの帝具が
覇者の帝具って呼ばれてることくらいかな」
「覇者の帝具?なぜだ?」
「なんでも強力すぎて
その力を使えば簡単に人々をひれ伏せさせることが
出来るとかなんとか
肝心な能力についてはいろいろな話がありすぎて
どれが本当かわからねぇんだよなぁ…」
「つまり、有力な情報は特になしか…
こりゃ大変だな…」
「ディケイドォォォォ!」

再び以前のような声が聞こえる

「またか鳴滝!」

前回と同じように鳴滝が現れる

「一体なんだ?」
「君達の仕事が全然うまくいってないようだからね」
「そうか、じゃあさっさとすませてくれ」

鳴滝は不敵な笑みを浮かべた

「エンペラーの居場所がわかったんだよ」
「「「な、何ぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」」」

あまりにも以外な言葉だった

「ちょ、おま、はぁ!?」
「鳴滝さん、それ本当ですか!」
「ああ、本当だよ」
「あなたは一体何者なんですか…」
「フフフ…まあそれは置いといて
エンペラーの居場所は東の方にある
今は滅亡した国、テクシスだ」
「テクシス?」
「テクシス…大河が入り混じるところにあった国か
前皇帝の時は貿易相手として仲がよかったが
今の皇帝になってから大臣を止めようとして
大臣からの命を受けたエスデス達によって滅ぼされた国だ」
「その通り
そこの廃墟となった城を拠点にエンペラーは
行動しているようだ」
「そうなのか…」
「戦うなら早めがいい
やつの力が覚醒する前に
倒さなければ、面倒なことになる」
「…そうだな
全員、すぐに出発の準備をしろ!
これから出発すれば
明日の夕方には着けるはずだ」

ナジェンダが指示をだす

「全員、この前と同じように危険種に乗っていくぞ
チェルシー、手配を頼む」
「了解」

その様子を見て、鳴滝は満足そうに頷く

「では、私はデンライナーで
オーナーと少し話してくるよ」
「オーナーとも知り合いなの…?」
「ああ、そうだよ
残りのイマジン達にも戦ってもらった方がいいだろうしね」

鳴滝が良太郎に言う

「では」

そうして、鳴滝は時空の歪みへと消えていった











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