暁 〜小説投稿サイト〜
【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんな仕返しもしても許されると思うな
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 
10月10日



スコールの操るIS「ゴールデン・ドーン」には、衝撃拡散空間位相障壁・・・コクーンシェルと呼ばれる防壁を発生させる第三世代兵器が搭載されている。この非実体シールドの強度は、並の攻撃では歯牙にもかけない程に堅牢で強固。さらに衝撃拡散機能を反転させて格闘戦にも転用でき、非実体弾の発射機構も相まってゴールデン・ドーンの死角を潰している。
そして操縦者であるスコールはIS工作部隊の指揮官という非常に高い位置にある。作戦指揮官兼指導者であるトップを除けば、現場で最も権限を持っているのが彼女である。すなわち彼女は名実ともに亡国機業という組織で非常に高い地位にあると言えるだろう。

そんな彼女が今回、60機近い無人機と機業のパイロット数名を引き連れてIS学園へ襲撃したのは、上からの命令でも自棄になったわけでもなかった。学園側に本拠地を知られた時点で既に本拠地を破棄することは決定されていた。
いくら合計で100機近いISがあったとしても、もしIS委員会に本気で仕掛けられれば機業には勝ち目が無い。何故なら単騎でもで無人機10機以上を相手取れる「S.A.」の存在があったし、委員会の招集ならば多くのIS戦力を基地へ終結させることが出来る。だから迎え撃つのは勝算が低かった。

何より基地を発見したあの巨大ISの存在があった。迎撃に出た数機のISを玩具のように吹き飛ばしたあれが突っ込んで来ればそれだけでも大損害だ。よって基地にいくらかの戦力を残して囮にし、残る戦力でIS学園に電撃戦を仕掛けることになった。

ではなぜ攻める事になったのか?基地なら後で別のものを作ればいい。機業はそれだけの力を持っている。予備の基地もある。そこで確実に勝てる戦力を集めて、改めて「目的」とやらを達成すればいい、とトップは考えるだろう。
トップはIS委員会の一人だった。そして、今までずっとS.A.指導者のヒポクリットの目を躱しながらおのれの野望を叶えるための玩具を作ってきた。スコールも、コアエミュレータを作った少年も、エムも。皆、そのトップによって玩具にされたものばかりだ。

だが、そのトップが今日未明に国際犯罪に手を染めた疑いで拘束された。
ヒポクリットに正体が露呈していたのだ。化かし合いに負けたらしい。本拠地が発見されるタイミングを計っていたのだろう。気付いていたうえで証拠も集めて泳がせていたとは、大したタヌキだ。

同時に、極秘に機業傘下として活動していた会社がダミーも含めて9割、一斉に摘発された。
デュノア社の諜報課が更識と組んで裏で嗅ぎまわっていたらしい。あの社長もとんだダークホースだった。まさか最初から社内に潜り込ませていた企業の密偵を「全員懐柔していた」とは、世界シェア1位はあの男の化物染みた手腕あっての事だと思い知らされた。娘に手
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ