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ゼロの使い魔ー紅の書ー
再起の風
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を後ろに隠し警戒する。

  「君たち・・大丈夫かい?」

  「あんた・・だれだよ?」

  「警戒しないでくれるかな・・」

  「ならさ・・ここがどこなのか説明してくれないか?」
 
  「話はそれからにしようぜ」
 
  こういうときシスカやローウェンの有り難さが
身に染みてくるなーー

  「わかった・・かまわない浮遊大陸アルビオンーー」

  「ーーアルビオン王国のニューカッスル城さ・・」

  少女は無表情で少年は ・・
どう反応したらいいんだ?
・・っと言いたそうにーー
眉間にしわがよっている。

  違和感しかない・・アルビオンが内乱状態なのは
各国にも周知の事実のはずだからだ・・
 
  「ーーヴォルシオーネ大陸じゃないのか?」

  少年が渋々、沈黙した空気を変えた。

  「ーー聞いたことのない大陸だな・・」

  「オレだって・・アルビオン大陸なんて聞いたことないぜ」

  「「・・・・・・」」

  二人は視線は反らさず、動かない。

  少年は嘘をついてるようにはみえない・・
だとしたらーー

  どうなってんだよ! わけがわからねぇ!!

  まったく違う世界にでもきたみたいじゃ・・
まさか・・そんなわけないだろ・・

  少年の顔がひくひくと・・引きつっていた。

  「いま・・現状を整理してみた・・私の見解なんだが聞いてもらえるかな?」
 
  「ーー話してみてくれ」

  異世界から来たのではないかと考え・・
ハルケギニアの歴史や制度・・生活面での常識。

  アルビオンが内乱状態であることを
丁寧に説明したり。

  召喚で呼び出せても・・
送還はできないなど・・

  「ーーアンタの言うとおりなら・・どうするかな・・」
 
  あさっての方向を眺める。

  「そのことは心配いらない客人として迎い入れさせてもらうよ」

  笑みを浮かべながら一礼をした。

  「でもさ・・内乱状態なんだろ?」

  コネがあるのは有り難いけど、
すぐなくなっては意味がない。

  「アルビオンが滅びる前に君たちは私の信用してる人にお願いするよ」

  こちらの内心を見透かしたように先回りされた。

  「それならいいけど・・サモンなんだっけーー?」

  この世界のことを聞いたときにーー
召喚の儀式で呼びだされ・・

  ハルケギニアに来たのではと話してたよな・・

  「気になることがあるのかい?」

  「儀式を終わらせなくていいのか?」

  「そしたら君たちを巻き込んでしまうからね」

  遠い目をしながら中央のステンドグラ
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