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ソードアート・オンライン リング・オブ・ハート

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あとがき

 ――ログアウト。 おかえりなさい。
 拙作こと、本物語の著者、木野下ねっこです。


 いかがでしたでしょうか。キリト達の冒険の裏に隠された、ユミル達の物語は。
 そして、誠にありがとうございます。……長い間、本作をここまで読んで下さって。

 私がこの物語の筆を執った理由は、正直、今でもうまく言葉にすることができません。
 ただ……この物語は、私の中のSAO愛をありったけぶつけてみた結果でした。
 まだアニメ化もしていない時、ソードアート・オンラインという作品に出会い……その文章を読み進めながら、ずっと彼らの冒険を頭の中で描いていました。そんな中、月並みではありますが、私もこの世界に混じりたい。彼らの冒険に参加してみたいと思うようになりました。それがいつしか形を変え……私の中で生まれたオリジナルキャラ達がアインクラッドで生活する、その姿の妄想が頭の中をずっと支配するようになりました。
 ずっと、夢見ていました。そんな、私の頭の中にいるユミル達の物語を描き起こすのを。
 そして……ようやく、ようやく一区切りのつくところまで来ました。感無量、とはこのことでしょうか。今は書く側だというのに、一冊の本を読み終わった充実感があります。
 ……もっとも、この作品がその充実感に足りうる作品か、それとも駄作かは別問題ですが(汗)
 

 この物語を総じてみれば、これは『人に信じようとして、裏切られたユミルが、葛藤し苦しみながらも、また人を信じようとする物語』です。
 さらに、その物語の中には、色々と……私の思うところを散りばめたつもりです。
 SAOという仮想世界について私の思うこと、仮想世界の人と人との繋がりについて思うことからはじまり……「人は何の為に生きているのか」という、SAOとは関係のない哲学めいたことについてまでも物語に盛り込んでいます。
 他にも、大好きなSAOという作品の中にある、さりげない設定や誰もが読み流していそうな設定を汲み起こして、本作の根幹を築く要素に組み込んだりしています。(例えば、アミュスフィアの性別誤判定や、ラフコフの最初の犠牲者のギルド、《心の温度》にて語られた異常に防御力のあったフロアボス、アルゴの《情報屋のオキテ》、《担架(ストレッチャー)アイテム》、《心》アイテムや《形見》アイテムなどなど……)
 原作様をよく読み込んでいる方なら、少しはピンときた方もいるのではないでしょうか。この作品は、『原作様をよく読み込んだ人ほど楽しんでいただける作品』を目指したつもりです。
 この作品を読んで、また原作を読みたくなった。なんて感じていただけたのなら、これ以上の喜びはありません。


 ユミル達のこれからについて。
 今の段階からすでに一部の方から「ALO編の話はあるのか」などの続編希望の声を頂いています。とても光栄なことです。
 もちろん、頭の中ではもうユミル達のALO編のお話は出来ています。SAO編が終わっているように見えて、まだ回収していない伏線もありますしね。主にユミルの斧が使える事についてや、ハーラインの顛末などなど。
 ……ですが、それを形として書き起こし、この場に出せるようになるのは相当後の事になると思います。ハッキリ言って白紙の状態です。
 ですので、ユミル達の冒険はひとまず、今はここで一区切りです。
 しばらくは、現在、二次創作投稿サイト『ハーメルン』にて本作の誤字脱字などを修正しているものをアップし続けているので、その作業にかかりっきりになるかと思います。(よろしければ、読み返すつもりであちらでまた読んで下されば嬉しいです)
 ですが悲観することはありません。(?)
 同じく白紙ではありますが……一度、コラボ企画としてユミル達を使わせて欲しいとのお声があったのがきっかけで、今度は私が他キャラを招いてのALOコラボ編を妄想していたり、全く別のオリキャラ達でのGGO編も妄想しています。また、私自身も他の先生の作品にも顔を出すと思いますし、もしかしたらお声がかかれば他の作品にひょっこりユミル達がゲスト出演するかもしれません(願望)。
 結論として、非常に気長にお待ちいただけたら幸いかなー、というのが現状です。


 ……さて、ただの二次創作の一介の、ただの無名の作者が長々とあとがきを綴るのもアレなので。


 それでは謝辞をば。
 二次創作投稿サイト『小説家になろう』にあった旧二次創作コンテンツ『にじファン』の廃止から本作を追っかけて下さった本当に数少ない物好きな古参の方々、同サイト『暁』で本格的に活動を再開し一度失踪してもなおも根強く応援してくださった稀有な方、同サイト『ハーメルン』から今も応援してくださっている方、、ツイッターからお声を下さった霊獣さん&ULLRさん&涙カノさん、おまけとはいえ本作とミニコラボして下さった鳩麦先生、私が一目惚れしたオリキャラを何度も勝手に描くことを許して下さった相宮心先生、ほか私が駄イラストを描かせていただいたオリキャラの生みの親の先生の方々、お褒めや叱咤激励のご感想を書いて下さった方、言葉はなくともご評価して下さった方、お気に入り登録をしてくださった約270名の方々、師匠、あと私に文句ばっかりくれたリア友氏。
 なにより、この作品を読んで下さった全ての人達とあなたに。
 渾身にして、最大限の感謝を。

 もし、またユミル達の冒険の続きの場で出会えたなら光栄です。



                                                            二〇十四年七月 木野下ねっこ

 
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