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MUVLUVにチート転生者あらわる!?

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第壱話

 
前書き
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悠斗side



「ここは何処だ?」

こんにちは。今俺は神様から貰ったグフ・カスタムに乗っている。
服装はジオン軍の通常軍服を着ている。ピンクのじゃないよ。あれは、あの人だから着れるんだよ。今俺の居る場所は見知らぬ場所ですね。ビルや商店が建ちなんでいる場所なんだけど、所々崩れているから横浜基地かな?と、思ったんだが、基地らしき物が見えないからその線は外した。ぶっちゃけ神様から余裕何処に送るとは聞かなかったから、場所が解らないんだよね。

「取り敢えず、起動させるか」

指でスイッチを押す。ギューイーと起動音がする。動かしかだ全部頭に入っているから楽だね。


「凄い、5倍のエネルギーゲインがある!」

5倍どころか無限だよ! 神様からもらったチート機体ですよ。エネルギー切れにならなあから、戦闘でも安心だね。

「とりあえず、今俺の居る場所調べよ」

キーボードを打ち検索を、開始する。するとすぐさまでてきた。

「なになに、1998年1月3日朝鮮半島南部光州(クワンジュ)より東に10キロ地点か。神様!あんた本当に鬼畜だな。戦力準備してないのに光州作戦中に送るか?普通しないよ!」

さて、神様相手に愚痴ってもしょうがない。
取り敢えず戦場に向かいますか。


悠斗sideout



???side


「HQ、HQ、こちら大東亜連合軍だ。住民避難の為に援軍を回してもらえないか」

男の太い声か通信室にはいる。

「こちら、HQ。現在そちら回せる戦力がない。現状の戦力で対応してください」

女性オペレーターの凛とした声が返す。

「フザケるな!BETAもう目の前まで来ているのだ!住民の避難を優先するのが先だろ!」

男の怒鳴り声が響く。
かなり焦っているのが良く分かる。

「今回の作戦は、住民の避難とBETAの迎撃である。 そちらに回す戦力がもう有りません。これ以上戦力を割くと国連指令部が陥落する恐れが有ります。現状の戦力で対応してください」


怒鳴る男に対して女性オペレーターは冷静に返す。

「ならば、我が軍が援軍に動こう」

日違う男の声がはいる。
「な!彩峰閣下なにを、おっしゃっているのですか!閣下の部隊が居なくなれば、本部の防衛に影響がでます。再度考え直しをお願いいたします」

女性オペレーターは、冷静に上官に考え直すよう求める。

「だか、今助けを求める住民がいるのだ。ここで動かなければ軍の名折れだ!」

彩峰閣下は声をあげる。今、まさに動こうとした。

「HQ、HQ!こちら極東国連軍所属フレイム戦術中隊だ。前線に所属不明の戦術機が現れた。至急確認されたし」

前線衛士から緊急連絡が入る。

「こちらHQ。その戦術機は、何処から出てきた!」

極東国連指令部が、慌ただしくなる。


???sideout


悠斗side


現在最前線でBETAを相手にしています。さっきから、無線に応答せよとか通信が入ってきてウザイです。
前方から突撃級(デストロイヤー)突っ込んできます。
「ウザイんだよ!」

ブーストジャンプで上空でやり過ごし、背中を向けた瞬間トリガーのスイッチを押す。
ダンダンダンダンダンダンとガトリングシールドから、マズノズルフラッシュが咲く。背中の弱点を晒しだした突撃級に襲い懸かる。
ビチャビチャと、体液や肉の破片等がそこら辺一帯に飛び、赤い血の池を作る。死んだ突撃級の死体に押し潰され下に居た小型種のBETAも死んで逝く。

「はてさて、さっきから喧し無線に応じますかね」

俺は、無線のスイッチを、ONにする。

「やっとつながりました。此方は、国連軍HQです。貴殿の所属と名前を名乗れ。なお国際共通語である、英語または国際翻訳機の電源を入れて返答せよ」

HQから、通信がきた。凛とした女性の声が聞こえた。

(やべ!俺の所属て何になってんだ?神様からは、戸籍と地位が有るって言われたけど思いだせ!)

「繰り返す、そこのしろい戦術機の衛士返答せよ。
返事が無い場合は、所属不明として撃墜させてもらう」

(やば!やば!ヤバい!俺の周囲に、Fー4ファントムやら、Fー15Cイーグルやらが寄ってきたよ!明らかに36㎜突撃銃が、グフ・カスタムに向けられてるよ!え~とえ~と!思い出した!神様知識くれるの遅い! え~と大佐ね俺、国連軍独立試験部隊の隊長で試作兵器の性能試験に来てたのね。これで行ける)

「済まない、此方は、国連軍独立試験部隊メビウス所属不動悠斗大佐だ。現在試作兵器の性能テストを行っている。確認されたし」

「少々お待ちを。・・・確認出来ました大佐。失礼しました。オープンチャンネルでも、返答が有りませんでしたので」

「良い気にしなくて良い。それより、此方の後方にまだ民間人が居る。此処は俺が抑えるから、空いている味方部隊は民間人の避難誘導に行け」

「な!大佐其れは無茶です!幾ら何でも危険です!」

「下手な足手まといが居るよりは、一人でする方が楽だ」

「しかし!」

「これは命令だ。俺の回りに居るFー15Cイーグルより前の型の戦術機は、民間人の避難誘導に当たれ」

「・・・分かりました。HQより各機へ、エリア148に居るFー4ファントム及びFー5フリーダムファイターは、民間人の避難誘導に順次当たれ。繰り返す」

オペレーターが各機に指示をだす。

「此方サンダー中隊後退します」

「ブリザード中隊後退して避難誘導に従軍します」

「スカイ中隊任務あたります。大佐、武運をお祈りします」

Fー4ファントム等の第一世代戦術機が下がり、イーグルクラスと俺のグフ・カスタムが残るだけどなった。

「此方は、フレイム中隊長李大尉であります。不動大佐。たった48機のイーグルと、大佐の機体だけで此処を持たせるのですか?幾らなんでも無謀だと思いますが」

渋い感じの男の声がする。

「確かに一見すると無謀に思えるが、下手に彩峰閣下に動かれて指令部が陥落されるよりも、我々が前に出て守るほうが危険度が遥かに少ない」

「まあ、本部防衛の戦力低下されるよりも、我々が動く方が早いですからね」

「納得して貰えたな。なら三キロ前進して前方から来るBETAどもを、狩りにいくぞ!」

「「「「sir!yes!sir」」」」

俺達は前進を開始した。


悠斗sideout


李大尉side

私は大東亜連合軍所属の李大尉だ。今、私は有り得ない物を見ている。私の部隊がエリア148に向かう途中に、まだ民間人が取り残去れているとの通信があった。現在光州作戦は佳境に有った。半島脱出作戦とBETAの迎撃。正直作戦は、遅々として進んでいなかった。

「隊長、作戦が余り芳しくない様ですな」

「そうだな、副隊長。民間人がかなりごねている様だ」

「良いですな、頭の中が温かい奴らは。前線戦ううちら衛士の身にもなって欲しいもんだ」

「そうだそうだ」と声が上がる。まあ、私からしても部下の命を預かる身としては勘弁して欲しいが、残ろうとする民間人の気持ちも分かる。
どうせ、此処で生き延びたとしても、衛星状態の良くない難民キャンプに押し込まれるだけだ。どうせ死ぬんなら、自分たちの住んで居た国で死にたいよな。その気持ちは皆に有るだが、私は軍人で有り上からきた命令に従うだけだ。

「お前達もうすぐエリアに着く、武器をオールグリーンにしな。全機行くぞ」

「了解!」


現場に着いた俺達を待っていたのは、500体は居たで有ろうBETAの死体と残BETAと戦っていた見たことのない、白い戦術機だった。


李大尉sideout



悠斗side



「そこ!迂闊なやつめ!」

俺は今、要撃級(グラップラー)と交戦している。
コイツは、顔みたい尻尾振り回してくるから、結構戦いずらい相手だ。まあ、射撃武器なら楽に殺れるし、格闘なら合間を縫うようにしてやれば良い。

右手に持ったMMP80マシンガンを、要撃級に合わせてトリガーを引く。ダダダタと、小刻みにマズノズルフラッシュが発生し、要撃級をミンチに変える。

「不動大佐。敵の殲滅を完了しました」


36㎜突撃銃で同じく要撃級を撃破した、李大尉から通信が入る。

「了解。此方も確認した。どれくらい残った?」

戦力確認を行う。残った機体よっては、後退も視野に入れなければならない。

「フレイム中隊残機8機です」

「トルネード中隊残機10機であります」

「リバー中隊残機9機ですね」

「ウイング中隊残機6機しか居ません」

「ウイング中隊の被害が大きい。1000体ものBETA相手に支援砲撃なしで良く頑張った。HQ、BETAの殲滅及び民間人の退却は終了した。指示をくれ」

「此方HQ。全民間人の退却に成功した。また、指令部の防衛にも成功した。 此れより、各機は当初予定の港より脱出せよ。極東国連指令部は本部施設の放棄を決定し、朝鮮半島から完全撤退する。 30分ほど前に撤退を開始した。そちらの部隊が最後尾なので、急ぎ撤退を開始してください」

「了解。各機聞いたな。俺達が最後尾だ。俺が殿をするから、ウイング中隊から順次退却開始だ」

「了解しました。ウイング中隊各機最大戦速で退却するよ!」

「了解」×6

「次にリバー中隊先に行けそちらの部隊の破損が酷い機体が多い」

「すいません。リバー中隊全機港まで帰還だ」

「了解です」×9

2つの中隊がブースト吹かして南に飛んで行った。段々とブーストの光が小さくなっつて行く。

「行きましたね」

「そうだな、大尉。よし。トルネード中隊及びフレイム中隊は退却を開始せよ」

「了解しました。大佐どの。トルネード中隊全機帰還だ」

「了解です」×10

「不動大佐、お世話になりました。この戦いで生き延びれたのは、大佐のお陰です」

「違うぞ大尉。大尉の実力が有ったからこそ、生き残これたんだ。それを忘れないでくれ。俺は、一切指揮は執っていないのだから」

「ありがとございます大佐。では、失礼します」

「うん。また、何処で共闘出来ると良いな」

お互いに敬礼しあった。
「フレイム中隊全機家に帰るぞ」

「yessir」×9



最後の部隊が飛びたっていった。ブーストの光が小さく見えるなるまで見送った。

「さて、俺も撤退しますか。HQ聞こえるか?」

「此方HQです。どうしました?」

「最後尾の不動大佐だ。対東亜連合軍の撤退を確認した。俺の撤退する港の指示をくれ」

「了解。不動大佐はその間、釜山港に撤退してください。国連と帝国軍は、そちらから退却しています」

「了解しました。此れよりそちらに合流します」

(さーて、帰るとしますかね)

俺もまた、グフ・カスタムのスラスターを吹かして空を飛び、釜山港を目指した。



悠斗sideout 
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