| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

健全ドラゴン ダイミダラー

作者:KOTAKA
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

さぁ、レイティングゲームを始めよう

 
前書き




 

 
いよいよ、決戦当日だ。
あの会長をバカにした種まき焼鳥野郎をボッコボコにしてやれる。
まぁ、ボッコボコにするのは無理かな。あいつも一応は上級悪魔だからな。実力はかなりあるはずだ。レイティングゲームでもそこそこの戦績はある。
まぁ、私は自分が出来る事をするだけだ。
待機場所である駒王学園オカルト研究部の部室で私達は戦いの始まるのを待っていた。
どうやら準備が出来たようだ。
今日の司会をすると言っていたグレィフィアさんの声が聞こえてきた。
「ただいまより、ゲームを開始します。今から戦闘用のフィールドに転移させますので、そのフィールドについてから30分の間は陣地を離れないでください。その間は作戦を練る時間とします」
そのグレィフィアさんの合図によりオカルト研究部にいたメンバーは全て転移させられていた。

「今回のフィールドは駒王学園のようね」
私達が転移した場所も駒王学園のオカルト研究部の部室だった。
正確にいうと、悪魔の再現技術により作られた異空間のフィールドに駒王学園が再現されている。
おそらく、リアスさんに対してのハンデのつもりなのだろう。
ライザーとリアスさんとでは経験の差がありすぎる。そこでリアスさんの毎日通っている学舎なら少しは地の利があると上層部の方々は考えたのだろう。
まぁ、ライザーもプロだからそこまで大したハンデにはならないだろう。
「みんな今から作戦を説明するわ」
リアスさんがオカルト研究部にある大きな机の上に学園の地図を広げて作戦の説



暇だ。一番最初に感じた感想だ。
私はリアスさんの命令で陣地で待機を命じられた。
くそ、私も前線で戦いたかった!
まぁ、一応は今のリーダーはリアスさんなので大人しく言うことを聞こう。
とりあえず、リアスさんの考えた作戦をおさらいしよう。

1.一誠君と小猫ちゃんが体育館で敵の戦力の動きを封じる。
2.体育館ごと朱乃さんが得意の雷で吹き飛ばす。
3.相手の他の眷属も罠などに引っかけて倒す。
4.眷属全員でライザーをリンチする
5.勝利
という流れだ。
何だか3から流れが雑になってきている気がする。
まぁ、そこは気にしないでおこう。リアスさんは怒らせたくないし。
ちなみに、今は3の所だ。
まったく、私も暴れたいのに戦えないなんて……………。
一誠君の洋服破壊(ドレスブレイク)も見てみたかった。
ウチのドラゴンは本格的に兵藤君と語り合いたいと言っていた。



「今から私達で奇襲を仕掛けるわ!一気にライザーを取るわ!」
リアスさんはそう言った。
いつものように上級悪魔らしく高貴な振る舞いだった。でも、少しだけだが焦りが見えた。
恐らく不安なのだろう。自分が負ける事を考えて。
何せ相手は不死身の不死鳥なのだから。
リアスさんと私達はライザー達の本陣である生徒会室に向かって飛んでいった。







「リアス様の『女王(クイーン)1名リタイア』

ライザーへの奇襲も失敗して、もう絶望的な状況だった。
出来るだけ使いたくはなかった秘密兵器を出さなければならなくなった。
でも、その前にやらなければならない事が出来た。敵の女王を倒さなければならない。
「リアスさん!私は敵の女王を倒して来ます!出来るだけ早く戻って来るのでそれまでの間は耐えていてください!」
私はそう言って悪魔の羽根を出して空を飛んだ。









おっす!俺は兵藤一誠だぜ!
実は今、かなりピンチです。
ライザーの眷属との戦いを新必殺技ドレスブレイクで乗りきってきたんだがライザーが強い!
さすがアイツも腐っても上級悪魔だって事か!今の俺じゃ全然歯が立たない。
でも、部長のためにも負けられない!もう、誰かが悲しむ顔を見たくはないんだ。
この前の堕天使との戦いでもアーシアを1度死なせてしまった。今は部長のおかげで悪魔としてアーシアは過ごしているけど本当なら俺が強ければアーシアを死なせる事はなかったはずだ。
あの時のセイクリッドギアを体から引き抜かれて涙を流していた時のアーシアの顔は忘れられない。
だから、これからはアーシアのような人を出さないと決めたんだ!!
だから、誰でも良いから俺に力を貸しやがれ!!


『本当に力を望むのか小僧!』

「誰だ!」
『自己紹介を忘れていたな。俺の名はドライグ。赤い龍帝だよ』
「お前はもしかして俺のセイクリッドギアに宿るドラゴンか!」
『そうだ!今まではお前が弱すぎて俺の声を聞く事も出来なかったんだよ!!それより、小僧!力を求めるか!もし、求めるのなら対価をよこせ!それが悪魔ってものだろう』
「分かった。なんでもやるよ!何が欲しいんだ!」
『そうだな、なら貴様の片腕をいただくかな。そして、今から強大な力を貸してやる。しかし、覚えておけカウント10だ。それ以上は肉体が持たないぞ』
「充分だ。それだけあればアイツを吹き飛ばせる!!」


『さぁ、反撃開始といくぜ相棒!』
「おうよ!ドライグ!」
俺と赤い龍帝はこの時に初めて本当の力を解放した。 
 

 
後書き
最近投稿出来ていなくてすみません。
今回は話の都合上一誠と瑞希の二人を主人公にしています。分かりにくくてすみません。
あと、感想もお願いします。
作者はそれだけでがんばれますので 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧